病気との向き合い方

精神障害は誰にでも起こり得ること、精神障害者が生活しやすい世の中は誰にとっても暮らしやすい世の中、この2点が大切でありましょう。

ただ、社会のシステムが生きて行きやすくない場合、立ちはだかる問題を「個人的な努力」だけで解決しようとする試みは徒労に終わりがちです。

1、もともと社会には、問題解決する努力は個人にあると考える向きがあること

2、精神障害者が社会で生きて行くために「できるようになる」努力をするべきだと考えがちであること

わたくしは、社会のシステム・仕組みを、精神障害者であっても暮らしていけるように変えることができるのではないかと考えます。正義を振りかざして大文字の「社会」を想定しなくても良いです。生活圏を精神障害者が少しずつ変えていくことは、できそうなことです。できる人になるため努力のベクトルは社会からの要請でありますが、生活圏を少しずつ変える努力のベクトルは精神障害者からの要望に近いです。「努力」のベクトルが違うので虚しい結果をもたらしません。

精神障害者は我慢と努力がセットになりがちです。もうそろそろ我慢を努力から切り離しませんか。

以上

投稿者:メントールABC