悲しいことは宝物になった♪

ペンネーム・タイガーマック 悲しいことは宝物になった。それを実感できるようになったのは、病気になり入院・退院、通院を続け、10年ほど経った本当につい最近のことです。高3で統合失調症を発病し、閉鎖病棟に入院、約6ヶ月後に退院、通院を続けながら一学年歳の取った高校生として高校に通い、なんとか卒業することができました。その後デイケアに通いながら少しずつですがバイトを始め、様々な職種のバイトを経験。気付いたらあっという間に20代後半になっていました。そばにはいつも支えてくれた両親・家族がいました。大切な友達がいました。大好きな人がいました。昨年8年間お付き合いした人と無事結婚することができました。その人も同じように精神疾患を抱え、同じ病院に入院、デイケアに通っていました。少しずつひとつずつお互い自分にできることから始め、一歩一歩階段をのぼって一緒に過ごしてきた8年間。今年妊娠がわかり、来年1月には生まれてくる予定です。子どもの名前は、二人が入院したときから11年間ずっと今までお世話になってきた精神科の先生と同じ名前をいただく予定です。悲しいことつらいことががずっと続き、何度もくじけそうになりましたが、約10年かけて、今はその悲しい思い出は宝物になりました。普通はなるべくは病気は経験しない方がいい。しかし病気にならなかったから、旦那さんにも、先生にも、大切な友達にも出会えなかった。もうすぐうまれてきてくれるであう子どもに、すてきな名前をつけてあげることができそうなのも、病気の悲しみ苦しみがあったからです。そして両親や家族への感謝を一番大切に考えながら、それをこれからもずっと継続していこうとする気持ちがうまれたことは、私にっては病気がもたらしてくれた大事な宝物のような、目には見えないたしかなものです。大切に大切に育てていきたいと思います。ありがとうございました。