私は17歳で病気が発症して1、2年は自分の病気を受け入れる事ができず、また、早く就職しなければと気ばかり焦っていました。アルバイトをいくつかしましたが長続きせず症状が悪化し辞めるの繰り返しで疲れ果てていました。ひとつめの転機は、絶望して諦めかけた頃、デイケアを紹介され通い始めた事です。その頃の私にはデイケアさえも辛かったですが波がありながらも数年続けました。その後、体調の波が穏やかになってきた為、今度は作業所に通い、お菓子作りや検品の仕事を1年半経験しました。そこで働く傍ら、ネットやハローワークで見つけた障害者対象職業訓練校でパソコンや簿記などが学べると知り、次第に学びたい、資格を取得したいと言う思いが強くなりました。結局寮生として入学し、そして結果これが、一番の転機となりました。学校や寮生活で就職を目指している色んな障害を抱えた人達と話し、関わったことで人への自分なりの接し方を見つけられたような気がします。また皆同じように悩んでいると知り、励みになりました。資格も想像以上に良い資格が取れ、充実した１年間を過ごすことができました。現在は訓練校で学んだパソコンスキルを活かし、事務の仕事をしています。今も人間関係で悩む事は多々ありますが、今までの経験がなければ更に悩み病気が悪化していただろうなと思います。思えば、デイケアは規則正しい生活への訓練、作業所は仕事の上での人間関係、労働の訓練、訓練校は働く為に必要なスキルの取得や人付き合いの訓練など。何一つ無駄なことはなかったと今は思います。 『急がば回れ』 この先、また自分がピンチになった時に言ってあげたい言葉です。 幸せの形は人それぞれで一概には言えませんが、、、 幸せになるための準備をすっ飛ばして幸せにはなれない。と私は思います。 私の場合、準備に凄く時間がかかるんだと思います。 投げ出したくなる事も沢山あるけど、支えてくれる周りの人達への感謝、仕事できる感謝を忘れず頑張っていきたいです。 こんな文章を書けるスペースを用意してくださった方々への感謝も込めて。 有り難うございました。