第33回
○「いい感じの自分」で暮らすコツ
○病気と主体的につきあうコツ
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筆者: さくさん(広島県)
▼自己紹介
広島県に住む50代の男性です。
34歳のときに統合失調症を発症し、現在はおもに陰性症状に悩んでいます。
陰性症状とは、意欲の低下や感情の表現がとぼしくなるなど、日常生活を困難にするものです。
この症状とつきあいながら、「どうすればよりよく暮らせるか」を模索してきました。
発症当初は目標も意欲もなく、ただ時間だけが過ぎていく日々でした。
何かを始めようとしても途中であきらめたり、「これでいいのか」と迷いながら進めずに終わったりすることが多くありました。
それでも失敗を重ねる中で、「小さな成功体験を積み重ねることが前を向くチカラになる」と気づき、少しずつ工夫を重ねるようになりました。
その過程で「いい感じの自分」で暮らすコツや、病気と主体的につきあうコツを見つけられたので、それぞれの取り組みを具体的にお伝えします。