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家族のストーリー


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116回  
ケアする、ケアされる 障害ケアラーとしての語り
(※過去の内容は→コチラ)


筆者: 村松秀樹さん(当事者&息子)
放送大学大学院 文化科学研究科
 

 


私は、重度の抑うつ症状・頻繁なパニック発作・希死念慮・自我の一時的混乱・認知機能障害など精神的に調子が悪い時期を過ごしてきました。

特に献身的な母から、長期に渡り継続的に「ケアされてきた」過去があります。
たとえば、重度の抑うつ症状があった時期は、食事だけして1日中布団の中で寝ていました。
満足に入浴することもできないために、見かねた母が入浴介助をしてくれたことがあります。
 

当事者としての母

私はリカバリーの過程において「ケアされてきた」立場ですが、同時にまた母も強い不安感があり、対人関係に課題(空気が読めなくて本音を言って他者を傷つけてしまうなど)をかかえた当事者の立場でした。

私が幼児期の頃…

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