183回 互いの感謝を伝え合う
（※過去の内容は→コチラ）
筆者：大野裕（認知行動療法研修開発センター）
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▼リカバリーを目指す認知療法（ＣＴ-Ｒ）
認知行動療法の創始者のアーロン・ベック先生は晩年、重篤（じゅうとく）な精神疾患をもつ人達、とくに何十年と入院している人達のための認知行動療法である「リカバリーを目指す認知療法（ＣＴ-Ｒ）」を提唱し、それを発展させることに力を注ぎました。
その具体的な内容を紹介した書籍は『リカバリーを目指す認知療法―重篤なメンタルヘルス状態からの再起』（岩崎学術出版社）として日本語訳されていて、多くの人から関心を持たれ、2024年３月の「こんぼ亭（※）」の講演会でも紹介させていただきました。（こんぼ亭とは→コチラ）
▼教える体験
その本の中で私が関心を持ったひとつが、じょうずに質問をすると、相手の人がエンパワーされ（力づけられ）、心の力が高まってくるという内容の記述です。
その本の中では…