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壮大じゃない話


第9〈連載について→コチラ 
印象深い特別な日
(この電子版には誌面におさめるために省略した文章も掲載しています)


筆者:星野概念(ほしのがいねん)

イラスト:蝦夷森千尋(えぞもりちひろ)クリックで拡大▼

 

 

人にはそれぞれ、一年の中で印象深い日がいくつかあると思います。
それらは、自分やまわりの人の誕生日だったり、何かしらの記念日だったり、何かを思い出させる日だったりするでしょう。
 

誰にとっても特別な日

では、一年の中で誰しもにとって共通して特別な感覚になるのはいつでしょうか。

いろいろと考えてみたのですが、正月というか、年末から年始に切り替わるタイミング、つまり年を表す数字が変わるときは、多くの人にとって非日常的なものといえる気がしました。
僕は長らく、12月31日は友人の家に行き、そこに集まった人達と新年を迎えて、翌日の1月1日か2日には病院の日当直の当番があるというのが定番の過ごし方でした。
時には酒を飲み過ぎて年越し前に寝てしまうこともありましたが…

 

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