このコーナーは、発達障害のさまざまな当事者、支援者の方に、言いたいことを伝えてもらうリレー連載です。
先月に続き、このコーナーのコーディネーターである冠地情さんの「言いたい放題」をお届けします。
(連載について→コチラ)
第84回
発達障害者に緊急で必要な3つの変革 その2
筆者:冠地情(成人発達障害当事者会「イイトコサガシ」代表/発達障害ピアサポーター)
全国で1000回以上の開催実績(ワークショップ・講演)あり。
書籍『発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びるアイスブレイク&ワークショップ』(講談社)
発達障害ピアサポーター活動の集大成として…まずは結論から。
▼第1に建設的対話育成インフラが必要!
思春期から勉強と同じレベルで誰もが対話経験を積める公的しくみが必要です。
それも座学より試行錯誤優先で。
でも…これって単純明快ですよね?
『コミュニケーションが苦手』というのは発達障害の代名詞。
なのに、重点的に専門的に試せる・学べる場がなかったら、そりゃあ超苦手になります。
何となく、いつの間にか、知らないうちに、身につくものではありません。
まして「個人の努力で何とかしろ!」で、何とかなるなら障害じゃありませんよね(汗)。
大前提ですが…