このコーナーは、発達障害のさまざまな当事者、支援者の方に、言いたいことを伝えてもらうリレー連載です。
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第81回
何かが変わるきっかけとなることを祈って
筆者:馬場隆明(鹿児島県)
大隅障がい者親の会「みつば会」
私は知的障害と自閉スペクトラム症、精神遅滞の2人の子を持つ父親で、夫婦で「みつば会」という障がいをもった子どもとその親の会を細々と運営しています。
今回、自分達の経験がいつか誰かの役に立つことを期待しつつ、思いつくままに書かせていただきます。
私達にとっての障がいとは
私達が子どもの話をすると、必ずといっていいほど「(子どもに)障がいがあって大変ですね」と言われます。
やはり世間的には「障がい=大変」という考えが一般的のようで、むやみに同情されることがあります。
しかし障がいと長く接してきた今の私達からすると「何が?」というのが率直な感想です。