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脳は運動を求めている


第4回   〈連載について→コチラ 
短時間の運動でも脳力アップ


筆者:陳冲(チン・チョン)
(山口大学大学院 医学系研究科 高次脳機能病態学講座 助教)


今月号のPOINT
●短時間の運動が記憶力と海馬の機能を向上
●4分間歩くだけで創造的思考力が上昇
●2階分の階段を上ることで創造的思考力が上昇

(筋トレ2分と有酸素運動2分を組み合わせたコンボの無料エクササイズ動画は→「ココ・カラ Eトレ!」)


これまでの連載では、数週間から数か月、1年間の定期的な運動によって脳内にさまざまな変化が生じ、脳機能が向上する研究を紹介してきました。
定期的な運動が脳の構造的な変化を引き起こし、そのメリットが大きいことは確かです。


短時間の運動でも脳機能が向上

しかし、1回だけの運動でも、脳機能は向上することが多くの研究で示されています。

以前には、運動による認知機能促進効果を得るには少なくとも20分程度の活動が必要とされていましたが(文献1)
最近の研究では、10分程度や5分未満の運動でも認知機能は向上することが明らかになりました。

 

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