このコーナーは、発達障害のさまざまな当事者、支援者の方に、言いたいことを伝えてもらうリレー連載です。
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第75回
友人に指摘されて、発達障害を知る
→訂正:私が考える「死」のことについて
(お詫びと訂正:誌面では先月号のタイトルのままになっています。誠に申し訳ございません。)
筆者:クボタ一さん
私は、小学1年生の頃発達障害の診断を受け、20年ほど当事者として生きています。現在は就労移行支援を利用し、職探しを試みているところです。
今回話したいこと
突然ですが、皆様の多くは「死」について考えたことがあると思います。
今回は私が考えている「死」のことについて話したいので、読みながら心身の不調を感じた方は、おいしい物を食べ、休むことをおすすめします。
私が「死」について考えるようになったのは高専4年の夏のことでした。
春に母から「夏頃に離婚することになると思う」と言われました。
疑問はなく、むしろよく持ったものだとすら思いました。
そうしてあの夏は訪れました。
名目上の家族会議とやらは実につまらないもので収穫もなく…