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いろいろ応用できる認知療法をじょうずに使ってみませんか


168回  無理でなくなるために
 (※過去の内容は→コチラ)

筆者:大野裕(認知行動療法研修開発センター)

☆お知らせ:大野先生のユーチューブは→コチラ
 

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このコーナーは、ある時期から『こころの元気+』の特集について認知行動療法の視点から考えてみるようにしています。
今月号(2023年7月号)の特集「無理して生きてます」を見て、最初に私の頭に浮かんだのが、
「無理しないで生きている人って、いるんだろうか?」という疑問です。

そのような疑問が浮かぶ人がいるとわかっているからでしょう。
編集部からの依頼文書には、今月号の「無理」について、「生きることに支障をきたすほどのレベルのものを想定しています」という但し書きがついていました。


誰もが何か無理をして

先に書いたような疑問を私が持ったのは、誰もが何か無理をして生きていると考えたからです。

生きることに支障をきたすほどのレベルでなくても、私達は、人間関係の中で自分の気持ちや考えをおさえながら生きています。
思うようにことが進まず落ちこんだり…

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