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あんなとき、こんなとき! じょうずにかわす怒りの気持ち


第30回  
弱音を吐いたら怒られる(気づき編)


筆者:安保寛明(山形県立保健医療大学 看護学科 教授)

〈ワンポイント動画は→コチラ

 

怒りにふり回されないで楽に生きようという連載、今月もやってまいりました。

新年や春に、始めたことや変わったことがある方も、多いのではないでしょうか。
6月・7月頃は、新しい環境や習慣を取り入れた疲れがたまったり、人間関係やミスがたまって自分に自信をなくしやすい時期になります。

そんなとき家族や職場でよくあるのは、「弱音を吐いたら却って怒られる」という展開。
弱音を吐けないなんてことになると、自分がつぶれてしまうかもしれませんね。
さてどんな対策をとるか、状況を整理していきましょう。


弱音を吐きたくなること

人生山あり谷あり。
新しい環境や習慣を取り入れると、期待どおりの変化が起きる場合と、そうでない場合があります。

たとえば、
例・新しく仕事を始めたとき
期待1⇨収入が増える
期待2⇨達成感もある
でも、
実際1→意外と収入が少ない
実際2→失敗が多く自信が持てない
というようなことがよく起きます。

このような状況になると…

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