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家族のストーリー


98回  
統合失調症の弟と暮らす
(※過去の内容は→コチラ)

著者:肥後つばきさん()熊本県

 

この原稿を書くにあたり、弟に、
「こんなに元気になれたのは、何が一番大切だったと思う?」と聞いてみました。

弟が一番にあげたのは「薬をのむこと」で、次に「安心感」でした。
「そうね。薬は休まずにのみ続けたよね。安心感というのはどんなこと?」
「うーん⁉。この家で毎日ご飯を食べられること、テレビを見て、お風呂に入って…」と答えました。


弟からの連絡

弟と私は7歳違い。
色白で、声がきれいで歌がうまく、両親からしっかり可愛がられて育ちました。

弟が統合失調症と診断されたのは、20代後半、40年以上も前のことです。
病気になってからも両親がおおらかに支え、周囲の援助もあり、弟は1人暮らしを続け…

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