152回 (※過去の内容は→コチラ)
今年もいろいろ学ぼう の巻
著者:土屋徹(オフィス夢風舎 舎長) ※連載が本になりました→コチラ
プロフィール:つちや・とおる(フリーランスナース&ソーシャルワーカー) 精神医療・福祉に従事して38年目になりました。
日本で最初のACTチームのリーダーを経験して、現在はフリーランスとして活動しています。「笑って楽しい精神保健」が実践できる職人をめざして日々精進しています。
今年こそは
皆様、あけましておめでとうございます。
お正月に「今年こそは…しよう」と考えても、日々の生活に追われ1年が終わります。
見方を変えれば、充実した日々をおくっているのかな、と思う土屋です。
家族会でのHさん
Hさんは、自分も旦那さんも同じ双極性障害です。
私が司会をする家族会に参加してくれて、他のご家族から質問や相談があると自分の経験を語ってくれます。
Hさんのすごいところは自分の病気と家族としての経験をしていることで、両方の経験を持つ方は少ないので、皆さんや私もいろいろと学んでいます。
先日家族会で、あるお父さんが、
「うちの娘は数年前に精神科の病気と診断されました。最初は気持ちの問題ではないかと思っていたのですが、だんだんと病気の理解が大切だと感じました。それから家族会などに参加して勉強をするようにしているんですよ」とのこと。
そのときHさんが…