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べてるの家の当事者研究


第186考  (連載について→コチラ)
「やせがまん病いい人仮面タイプ」の研究

著者:S・N(べてるスタッフ)

 

はじめに

私は高校卒業後、地方公務員として20数年間勤めていましたが、縁あって今春、浦河べてるの家(以下、べてる)に転職しました。
今回は、私がかかえる苦労と転職までの経緯をまとめました。
 

自己病名と苦労のプロフィール

家族構成は、私(40代)、妻、息子と娘(中学生)で、自己病名は「やせがまん病いい人仮面タイプ」です。

私は他人からきらわれたくないので「やさしい、いい人」の仮面をかぶっています。
「いい人仮面」のいい点は多くの方とおだやかな関係でいられること、
困った点は関係悪化を過度に恐れ、どんなに忙しくて体調が悪くても「やせがまん」で仕事を引き受けることです。


1.うつ病の発症

30代にうつ病で半年間休職しました。
発症の原因は…

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