第4回
○自分の受け入れ方
○症状がきついとき、どうしているか
(連載について→コチラ)
著者:石井麻由可さん(茨城県)
自己紹介
私は統合失調症歴約20年の40代女性です。
障害者枠で働きながら、夫と猫と、どうにか平穏にでもけっこう楽しく暮らしています。
自分の受け入れ方
高校生で発病し、治療につながったのは25歳のときでした。
新薬(第二世代抗精神病薬)が出る前で多剤大量処方が主流だった頃です。
その頃の私は多くを失ったり損なったりした状態でした。
具体的には、仕事もなく、友人や恋人もなく孤独で、家族仲は悪く、将来が見えず、過去の栄光は遠く、何より症状で自分を見失い、副作用で太っていて…。
●本来の自分
そんな自分を受け入れることは、とうていできませんでした。
でも、受け入れないことには着地点がありません。
このまま自分を見失うよりは…と苦しまぎれに打った手は…