「こころの元気+」2014年7月号(89号)「おこまりですか? では他の人に聞いてみましょう!」より
Q 自分のことを大切にできません
現在、双極Ⅱ型障害と反復性うつ病性障害、それに強迫性障害を患っている45歳の男性です。
私の悩みは、この年齢でこんなことで悩んでいるのは恥ずかしいのですが、
「自分のことを大切にできない」ということです。
私の人生は常に精神疾患との闘いの連続でした。
高校時代に強迫性障害になり、高校3年の5月には1度目の自殺未遂をしました。
強迫性障害は大学時代少しよくなったものの、今度は就職活動のときに双極Ⅱ型障害を発病しました。
会社には入社しましたが、うつ状態のために辞めざるを得ませんでした。
私の場合、双極Ⅱ型障害のラピッドサイクル(躁とうつの急速な交代をくり返すこと)のために、長い間働くことができませんでした。
5年前に主治医を変え、症状が少しよくなってきたので、就労活動を始めました。
しかし、4年経ちますがいまだに就労できていません。
これは就労環境のきびしさと年齢のハンデもありますが、病気のために体調が思うように安定しないのが原因です。
それに、何か自分の中で困難なことがあると、自殺したくなってくるのです。
ただし、主治医を変えてから自殺未遂はしていません。
以前、友人から「自分を大切にして」と言われたことがあります。
自分を大切にしなくてはと思うのですが、精神疾患だらけの自分の人生など価値がないように思ってしまいます。
自分のことを大切にし、残りの人生をよく生きるためにはどうすればよいでしょうか。
A 逆境力と楽観力
/ブックスさん(神奈川県)
私は34歳の統合失調症をもつ男です。
相談者様と同じく大学生の頃、就職活動中にストレスで発症しました。
そのときはショックで死にたくなってしまった経験もあります。
現在は作業所に入所して7年になり、仕事も覚えてきて、ほんの少しだけ、自分に自信がついてきたと実感しています。
日常のことでいえば…