「こころの元気+」2015年3月号(97号)「おこまりですか? では他の人に聞いてみましょう!」より
Q 息をするのも申し訳ない
30代の女性です。
統合失調感情障害のうつ病型と診断されています。
私は本当に生きていることがつらくてつらくて仕方がありません。
父親が他界してから母親が何とかパートで生計をやりくりしていますが、それだけでは生活もできず3年前から障害年金をもらっています。
私はそのことが申し訳なくてとても負担になっているのです。
私は社会に何の役にも立っていない存在です。
息をするのですら他の人の空気を使ってしまうことに罪悪感を感じていました。
それが、皆さんが支払った年金をいただく形で生きていることが本当に申し訳なくて、どうしてよいのかわからないのです。
ときどき行くB型の就労継続支援事業所のワーカーさんや仲間たちは、
「自分自身が年金を払っていたのだから、障害年金をもらうのはあたりまえのことだよ。年をとったら老齢年金をもらうのとまったく同じだよ」と言います。
理屈ではわかるのですが気持ちがついていきません。
役立たずの私がお金をもらうことも、息をして空気を使うのも、私には同じで申し訳ないのです。
とはいっても、大切な命ですから、自ら命を絶つことはもっと申し訳ないと思っています。
だからもう八方ふさがりで、このつらさをどうしたらよいのか、皆さんにお伺いしたいと思いました。
息をするのもつらい私はどうしたらよいのでしょうか。
A 申し訳ないどころか
/D.B.さん(新潟県)
私は統合失調症で年金をもらっています。
年金は本当にありがたいものです。
年金をもらっていなかったら、私は今よりももっと役に立たない人間になっていたと思うのです。
今、私は介護してもらっていませんし、借金もありませんし、自分のことは自分で何とかかんとかできています。
助けもありますが、おおむね自立していると思います。
きっと、あなたも同じだと思うのです。
もしも、年金をもらっていなかったらやっていけないということですが、もし、あなたとお母様が困窮してどうにもこうにもならなくなってしまったとしたら…