「こころの元気+」2014年5月号(87号)「おこまりですか? では他の人に聞いてみましょう!」より
Q 未来の自分に絶望しています
リトカットによる自傷行為、過量服薬(OD)による自殺未遂などをくり返している16歳女子高校生です。
全般性不安障害(不安神経症)と診断されて通院しています。
学校には友人もいなくて、ほとんど無視をされているような状態で、いじめすら受けていません。
小学生の頃までは、ピアノのコンクールで優勝をしたり、地元の絵画展で何度も展示されるくらい華やかな(?)経歴がありました。
でも、中学生になってから、急に家族や学校などの自分をとりまく環境や社会への反発や嫌悪感が強まりました。
さらに、大好きだった新聞やニュース、漫画やアニメを見ているうちに「大人になると自分は悪人になってしまう」という恐怖感や不安感に押しつぶされるようになりました。
だから今は、外部からの情報を吸収することへの恐怖感があります。
「悪人」というのは、うまくいえませんが、「自分のことしか考えない自分勝手ないやなやつ」という感じです。
それが犯罪などの根源にあるからです。
だから私は、大人になりたくないという思いが強くなりすぎて、今のうちにこの世から消えなくてはという願望にとりつかれています。
この願望は、自分では正しいと思っています。
でも、親や兄は、「そんなふうにしっかり考えているのであれば、悪い人にはならない」と言います。
今現在ではなく、未来の自分に絶望しているなんて変なことなのですが、そのような体験をしている人はいるでしょうか。
私はどうしたらよいのかもわからずに悩んでいます。
A 日記を書いてみることで
/COCOROさん(大阪府)
私も過量服薬(OD)や自殺企図があります。
初めてODをしたのは、あなたと同じ10代の頃です。
私も10代の頃は未来に絶望していました。
病気になってから、毎日のように泣き、ほとんど悲観的にものごとを考えていました。
でも、今は違います。
日課である日記に、今日のできごとを自分にとって小さなことでもよいので頭の中を絞って絞って思い浮かべて書き出すんです。
そうすると、本当に…