143回 (※過去の内容は→コチラ)
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)(12)
BPDの家族支援でのTIA(12)
トラウマと効果的につきあうための心理教育の一例「耐性の窓」(5)
著者:遊佐安一郎(長谷川メンタルヘルス研究所 所長)
耐性の窓(※)の前回までのお話を簡単にまとめてみましょう。
人間関係がうまくいかなかったり、傷つき体験が重なったりして、ストレスがたまってくると、人間誰でも耐性の窓が狭まって、交感神経が過覚醒になり、闘争逃避反応や凍結反応などのトラウマ反応を起こすことがあります。
(※耐性の窓:交感神経と副交感神経のバランスがとれていて、ストレスに対応できるような状態。図を参照)