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べてるの家の当事者研究


第173考「もう走れない」現象の研究

著者:浅野智彦(浦河べてるの家)

 

はじめに 研究のきっかけ

浅野智彦といいます。
べてるの家につながって、北海道の浦河で生活しています。
北海道に来て14年が経ち、2年半札幌市にいたことを除くと、23歳から37歳までの11年半を浦河町で過ごしてきました。

僕は統合失調症の当事者で、文章を読んだり話を聞いたりするのは苦手ですが、テープ起こしなど文章を書く仕事をよく行っているのと、みんなと昆布作業やいちご作業も時々行っています。
浦河では、働いてお金を稼ぎ自立すること、自分助けのために仲間とつながることを目標に生活してきましたが、いきづまることも多くありました。
今回研究しようと思ったのは、生活する中で苦労がたまり「もう走れない」と感じることがあって…

 

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