9回 昔の恨みが口に出る(気づき編)
著者:安保寛明(山形県立保健医療大学 看護学科 教授)
〈ワンポイント動画は→コチラ〉
怒りの気持ちに関するこの連載も秋に向かってきていますね。
私にとって秋は、自分の誕生日がある特別な季節でしたが、子どもができてからは、自分よりも妻や子どもの誕生日の季節のほうが特別って思うようになりました。
おもしろいものです。
さて「昔の恨みが口に出る」をテーマに、今月号は、どう考えるか(気づき編)をお送りします。
昔の恨み(うらみ)は怖い
皆さんは、誰かを恨んだことってありますか?
恨みのパワーって、恐ろしいですよね。
「アイツのせいで私の人生はひどいことになった」
「アイツは私をひどい目に合わせた」
「なのにアイツはのうのうと今日も楽しく生きていやがる」
こんな感じで、どこまでも負のエネルギーが湧いてくる “恨み”パワー。
なんで恨みの力って、いつまでも続くんでしょう?
恨みっていったい何なんでしょう?