※「こころの元気+」より
141回 (※過去の内容は→コチラ)
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)(10)
BPDの家族支援でのTIA(10)
トラウマと効果的につきあうための心理教育の一例「耐性の窓」(3)
著者:遊佐安一郎(長谷川メンタルヘルス研究所 所長)
前回に続き、耐性の窓の話を続けます。
耐性の窓とは、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスがとれていて、生活のさまざまなストレスに対応できるような状態のことです。
対処すべきストレスが高くなると、それなりに交感神経が反応して問題の対処・解決のためにがんばれる状態になります。
そしてストレスが軽減してきたら、副交感神経が働いてリラックスし、睡眠がとれる状態になり、疲れを癒すことができます。
ストレス刺激が耐性の窓を越えるほど強いと…