14回 人生と薬 (※過去の内容は→コチラ)
著者:
渡邉真里子(ちはやACTクリニック)
坂田睦(医療法人コミュノテ風と虹のぞえ総合心療病院・のぞえの丘病院薬局)
人生の代表的な場面と薬
皆様、こんにちは。
薬をのむようになって調子はよくなったけれど、薬をのみ続けていると人生のいろんなタイミングで「これでいいのかな?」ととまどうことはあると思います。
今回は、人生を歩んでいく中で、「こんなとき薬はどうしたらいい?」と思う代表的な場面をあげて、対応策を考えてみます。
運転と薬
生活や仕事をしていくうえで、車やバイクの運転が必要な方は多いと思います。
一方、多くの薬の薬剤情報提供書には、「運転は控えてください」と書かれていて運転していいのかどうか迷いますよね。
日本精神神経学会では、2014年に「患者の自動車運転に関する精神科医のためのガイドライン」を作成しました。
副作用の出現の仕方には個人差があり、