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特集5 親なき後のマネープラン


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筆者:田口ゆりえ
NPO法人KHJ埼玉けやきの会家族会 代表


はじめに

NPO法人KHJ埼玉けやきの会家族会(全国ひきこもりKHJ親の会の埼玉支部)代表理事の田口ゆりえです。

会では月例会・学習会・個別相談・当事者の居場所・医師相談会・家族教室・電話相談など学びの場の提供と当事者社会参加支援活動を行っています。
そうした活動の中で「親亡きあとのマネーぷらん」という学習会を開催しています。

ここでは、その中からキャッシュフロー表の作成についてお伝えします。

ひきこもりの場合、障害年金をもらうこともなく、また就労することのない人が多いため、ここでは、そうした状況をもとにお伝えすることとさせていただくことをあらかじめご了承ください。

「ひきこもり」ということが背景にあるため、私は本人が35歳を過ぎたら、生涯働けないことを前提としたキャッシュフロー表を作成することをおすすめしています。
このキャッシュフロー表を作成した結果、もしかしたら本人に遺せる親のお金が途中で底をつくことが予想されるかもしれません。

けれど心配を先送りしないで明確にし、今をスタート地点と考え、対策を講じるための手立てを見つけ、可能なかぎり実行するようにしましょう。


キャッシュフロー表を作成する

キャッシュフローとは、お金の流れという意味です。

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