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特集7 ブラック精神科病院はなぜなくならない?


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筆者:佐藤光展
医療ジャーナリスト
OUTBACKプロジェクト動画→コチラ
共同代表


ブラック精神科病院

患者を虐待するブラック精神科病院は少なくありません。
近年も複数の病院で看護師らが次々と逮捕されましたが、これは氷山の一角にすぎません。


内部告発があっても

私のもとにはたくさんの内部告発が寄せられます。

しかし、この中で裏取りができて記事になるものはごく一部です。
ブラック病院にも正義感あふれる職員がいて、さまざまな虐待情報を寄せてくれるのですが、それだけでは記事化できないことが多いのです。
特に、被害者が長期入院中で話を直接聞けない場合、家族が協力的でないと取材は難航します。


実際の事件から

内部告発は行政機関にも多く届いているはずです。
役所は病院を指導する立場なので、被害者の話を直接聞くことができます。

ところがブラック精神科病院に率先して切りこむ役人など見たことがなく、まったく頼りになりません。
彼らは患者虐待のうわさがあっても見て見ぬふりで、事件が明るみになってから仕方なく動くのです。

東京都八王子市で2023年に発覚した滝山病院事件を見てもそれは明らかです。
私が開設したYouTubeチャンネル「OUTBACKプロジェクトチャンネル」の中に、滝山病院の闇を暴いた弁護士・相原啓介さんのロングインタビューがありますので、視聴してみてください。

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