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特集6 イライラしているときのため息


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筆者:田辺有理子
横浜市立大学 医学部看護学科



誰にでも、ため息が出ることはあります。
ため息の理由はさまざまで、人間関係などのストレス、疲れ、落胆、あるいは退屈で飽きてしまったという場合もあるかもしれません。
ため息は精神的に負荷がかかったときに、それを一時的にやわらげる身体の反応ともいわれ、気持ちを落ち着かせる効果があります。


ため息が伝えるもの

しかし、そのため息がまわりの人を不快にさせてしまうこともあります。
ため息や舌打ちなどは、不機嫌な態度で周囲を不快にさせる「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」といわれるのだそうです。
ため息が悪いわけではないのですが、イライラしているときのため息、特に人がいる場でのため息には注意が必要です。

たとえば相手に自分の話を理解してもらえずにイライラしてため息をついたら、相手が話を聞いてくれなくなった。
注意されたときにイライラしてため息をついたら、相手を怒らせてしまった。

このように、ため息が…

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