筆者:福田正人(群馬大学 名誉教授)
▼多様なハイテンション
「ハイテンション」には、いろいろなパターンがあります。
病気かもしれない一時的なものと、性格のように思える一貫したものがあります。
気持ち(気分)・やる気(意欲)・頭の回転(思考)・体調(生気)、それぞれにハイテンションがあり、それらが一致せずにずれることもあります。
また、躁・軽躁・「閾値下」(いちちか:軽躁の基準に達しない)という段階があります。
ハイテンションを自分で自覚できる・指摘されても受け入れられない・認めたくなくて無理をしてしまう、と気づきも多様です。
▼暮らし、生きるために大切なテンション
これほどいろいろなのはテンションが基本的なことだからです。
人間が暮らし、生きるうえで…