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特集5 ハイテンションの脳のしくみとコントロールの工夫


筆者:福田正人(群馬大学 名誉教授)
 


多様なハイテンション

「ハイテンション」には、いろいろなパターンがあります。
病気かもしれない一時的なものと、性格のように思える一貫したものがあります。

気持ち(気分)・やる気(意欲)・頭の回転(思考)・体調(生気)、それぞれにハイテンションがあり、それらが一致せずにずれることもあります。

また、躁・軽躁・「閾値下」(いちちか:軽躁の基準に達しない)という段階があります。

ハイテンションを自分で自覚できる・指摘されても受け入れられない・認めたくなくて無理をしてしまう、と気づきも多様です。


暮らし、生きるために大切なテンション

これほどいろいろなのはテンションが基本的なことだからです。

人間が暮らし、生きるうえで…

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