2023年6月17日に開催したセルフ・コンパッションについての講演会「こんぼ亭」に寄せられた質問をもとにした以下の10個のQuestionに対して、特集の3人の執筆者にお答えいただきました。
回答者:宮川裕基・水野雅之・菅原大地
Q1:セルフ・コンパッションには3要素(3領域)あるとのことですが、3つ揃っているのが望ましいのでしょうか? どれか1つでも欠けていると、よくないのでしょうか?
Q2:私の周囲には他罰的で攻撃性の高い人が多く、毎日口汚くののしられている生活です。セルフ・コンパッションを始めてみたいと思っていますが、同時に環境を変えることも必要でしょうか?
Q3:当事者です。自分にやさしくするというのは、自分を甘やかす、ということにはならないのでしょうか? そのあたりの線引きがうまくできないのです…。
Q4:最近精神科分野では、心理学的な話を聞くようになったと思います。昔はうつ病は休養と薬でしたが、今の臨床ではセルフ・コンパッションなども積極的に取り入れられているのでしょうか?
Q5:自分に手紙は書けますが、音読すると何だか自分のことを気持ち悪く感じて「自分を許せない」という感情が出てくるのです。思い切り自己批判したくなる衝動がおさえられません。
Q6:手紙を書くとき、自分への言い訳めいたことや、はげましのつもりが説得めいてしまうことがあるのですが、それでもOKですか?
Q7:当事者です。私は自信がなく、よく自分を責めてしまいます。自信が持てるようになる効果的なセルフ・コンパッションの言葉かけやワークがあれば、教えてください。
Q8:不眠で困っています。寝る前にやさしい呼吸をすると、不眠症の人にも効果があるでしょうか?
Q9:セルフ・コンパッションは1回の時間はどれぐらいが基本ですか? また、どのくらいの期間続ければ効果が出てきますか?
Q10:セルフ・コンパッションのワークに出て呼吸法が落ち着きました。セルフ・コンパッションはどんなときにやったら、効果があるのでしょうか?