精神疾患の経験者と医師や市民はそれぞれ視点が違います。
その視点の違いが生きづらさにつながるのかもしれません。
お互いの理解を進めるPPIやSDMの可能性を伝えてもらいます。
筆者:加藤伸輔(コンボ理事)
▼PPIとSDM
近年、精神科医療において、患者・市民参画(PPI)や共同意思決定(SDM)を積極的に取り入れようとする機運が高まっています。
◆PPI(患者・市民参画):Patient and Public Involvementの略
PPIとは、患者や市民が精神科医療の研究や開発に積極的に参加し、その成果を患者や市民の生活の向上に役立てようとすることです。
◆SDM(共同意思決定):Shared Decision Making の略。
SDMとは、患者と医師が、精神科医療に関する情報を共有し、患者の価値観や希望を尊重しながら、治療方針を一緒に決めることです。