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特集7 眠りに困ったときに認知行動療法を活かす


著者:綾部直子
国立大学法人 秋田大学 教育文化学部  地域文化学科 地域社会・心理実践講座  講師

 

 認知行動療法は、ものごとの受け止め方や行動パターンを変えることによって、その人の困りごとの解決をめざす心理療法(薬を使わない治療法)のひとつです。

不眠症の治療には睡眠薬が使われることが一般的ですが、不眠が長引く背景には、実は眠りにとって適切とはいえない考え方や生活習慣が隠れていることが多くあります。
「最近うまく眠れないなぁ」と感じる日が続くときには、ここで紹介している不眠症の認知行動療法にもとづく不眠対処法を試してみてください。


睡眠日誌をつける

まずは現在の睡眠の状態を把握するために睡眠の記録を2週間つけてみましょう。
布団に入った時間や
寝つきにかかった時間、
途中で起きた時間などを記録します。

また、日中の眠気や意欲やその日のことも…

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