著者:赤穂理絵(東京女子医大神経精神科)
女性のうつ病有病率は、男性の約2倍といわれています。
うつ病が女性に多い理由として、
生物学的な要因としては、女性ホルモン(エストロゲン)の変動がうつ病を引き起こすこと、
心理社会的要因としては、女性は対人関係のストレスを受けやすく、ストレスを自分の中にためこんで、くり返し思い浮かべる傾向(反芻:はんすう)が指摘されています。
症状や経過
うつ病の症状や経過に、明らかな男女差は指摘されていません。
比較的女性に多い抑うつ症状として…