自分の兄弟姉妹は、どんな人生をおくっていると思うか?
自分にとってどのような存在であるのか?
精神疾患に対する理解はどうなのか?
など、精神疾患をもつ本人に、自分のきょうだいについて書いていただきました。
変わっていきました
(東京都)わさびさん
私は5人きょうだいの長女です。
発症するまで、きょうだいの中では一番先に人生を進んで生きていました。
発症した後、弟妹は私が成しえなかった大学進学や就職、結婚を次々と実現していて、私は家の中で肩身が狭くなりました。
自分の病気を認めるのに時間がかかったうえ、弟妹は夢を叶えるためにどんどん未来へ歩いていて、別の人生を歩いています。
その姿を、私は嫉妬と羨望の眼で見ていました。
自分にはそんな将来がくるとは思えない状況でした。
そのため、弟妹に対して卑屈な気持ちを抱くことが常でした。
転機は…