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特集11  当事者の変化を支える家族の関わり方


~動機づけの視点から~

著者:藤田英美
(横浜市立大学附属病院 公認心理師・臨床心理士)


外発的動機づけと内発的動機づけ

相手を想う気持ちから変化を求めても伝わらないと感じることがあるかもしれません。
人の行動を引き出す動機づけには、外発的動機づけと内発的動機づけがあります。

たとえば、
おこづかいなどごほうびがもらえるとお手伝いの回数が増え、
仕事を欠勤して家族に叱られると欠勤が減るなど、
外の要因によって行動を変える力を
外発的動機づけ」と呼び、
好奇心、興味や関心、やりがいなど、
自分の内側から湧き出てくる行動を起こすパワーを
内発的動機づけ」といいます。

相手に変化を求めると外発的動機づけを高める関わりが増えがちですが…

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