つかれきってしまったあなたへ(本人)


こころの元気+ 2011年4月号特集より


特集1
 つかれきってしまったあなたへ

自分で自分を応援
神奈川県 法田友里恵さん


こんにちは、心と体がつらいと、本当に生きていくのがつらいですね。
どうしてなんだろう? なんでなんだろう? 
どうして自分は病気なのか? 
なんで自分はこんな境遇なのか…と思いますよね。

こんなことが続くのなら、いっそ死にたい …って思うことはあってもいいと思うのです。だって出口の見えない暗闇を、平気で歩ける人なんていないから。
そして現代は恵まれていて、なんでも持っていても、それでもうつになる人がいる時代です。
そんな人たちに比べたらどう?
自分たちは、病気になってあたりまえだと思えませんか?
苦しくて当然だと思えませんか?

病気の自分を肯定してください。そこから始まります。
病気な自分をねぎらってください。自分で自分の応援をする気持ちで。
「死にたくなる」。
そんな気持ちを持つことを責めないでいいのです。悪く思わないでいいのです。
苦しいときに、逃げたくなってはいけないのですか?
人間は、そんなに強くないのです。
どうか、今の自分を大切にしてください。
どこかで誰かがあなたを思っています。
耳をすませばきっと聞こえます。
「よくがんばって生きてきたね、えらかったね」
ほらね、聞こえたでしょう。あなたの心がきれいだからですよ。