こころの元気+ 2011年12月号特集より
特集5
私の支援機関活用体験
いろいろ資源を使いながらステップアップ
大阪府
松下昇司さん
就労について、私の場合は支援機関を使うというより、作業所からの応援でいろいろな障害者訓練を利用してステップアップしてきました。
まず老人施設の風呂掃除、公園の落ち葉拾いや掃除、障害者訓練として会社に入って行うエル・チャレンジという事業に参加。
そして、社会適応訓練というようにしてきました。訓練を通じて企業と仕事に慣れてゆくという目的でやらせていただきました。
最終の社会適応訓練で、事業所の人事の人から声をかけてもらって雇用が決まり、そこから訓練時間も増やすようにしました。二時間からスタートして四時間・五時間と少しずつ増やしていき、フルタイムにしました。
その事業所も障害者の特例子会社という社員の枠なので、障害をオープンにすることもできました。
症状がよいこともあったのですが、本当に幸運だったと思います。
私のパターンがまれなのかもしれないのですが、ゆっくりステップアップするのもよいかもしれません。