コンボの動き
vol.135 コンボが主催・関連した活動や今後の開催予定です。
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○2024年12月10日開催
第10回 精神障がい者と家族のための市民公開講座
「統合失調症を理解し、より良く生きる」報告
コンボ事務局より
2020年から、コンボ・公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)・NPO法人全国精神保健職親会(vfoster)・一般社団法人日本うつ病センター・大塚製薬株式会社との共催で、『精神障がい者と家族のための市民公開講座』を開催しています。
2024年12月10日で第10回目となる今回のテーマは『統合失調症を理解し、より良く生きる』でした。
【プログラム】
◆講演
《司会》岩田仲生 氏(学校法人藤田学園 藤田医科大学 精神神経科学講座 教授)
講演1:統合失調症の養生の仕方-心はどこまで脳なのだろうか-
《講師》糸川昌成 氏(東京都医学総合研究所 副所長)
講演2:誰もがお互いを尊重し合い笑顔で安心して暮らせる地域社会の実現にむけて
《講師》山本賢 氏(全国精神保健福祉相談員会 副会長 / 飯能市 福祉部 障害福祉課 主幹)
講演3:当事者、ご家族の体験談
《講師》瀬戸崇史 氏(相談支援事業所こころの笑顔 ピアスタッフ)
《講師》弓野孝子 氏(一般社団法人茨城県精神保健福祉会連合会 副会長 / ハートねっと日立市民の会 会長)
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◆休憩
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◆Q&Aセッション(質疑応答)
《司会》岩田仲生 氏(学校法人藤田学園 藤田医科大学 精神神経科学講座 教授)
《回答者》糸川昌成 氏、山本賢 氏、瀬戸崇史 氏、弓野孝子 氏
それぞれの内容
糸川先生のお話は、統合失調症とは何かについて、根本的なことについて深く考えさせられるものでした※糸川昌成さんの書籍『科学者が脳と心をつなぐとき 父と母と私が織りなす50年の物語』。
山本さんは、行政でのサポートやとりくみについて話され、実はよく知らなかった知識を得る機会となりました。
ピアスタッフとして働いている瀬戸さんの体験談には心を動かされ、弓野さんの家族会との出会いでいろいろ変わったという体験は、多くの方々に参考になるのではないかと感じました。
質疑応答では、診断や治療・服薬、コミュニケーションの取り方や就活・就労、どこにもつながっていない場合の質問等が多数よせられ、熱心に参加されている様子が伝わってきました。