特集1 笑える話(208号)


特集1 える話(208号)
○「こころの元気+2024年6月号より
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皆さんから寄せられた思わず笑ってしまったエピソード、ひさしぶりに笑えた話、などなど


暗い病院の奥へ
菜乃さん(神奈川県)

私は精神疾患の予兆として、まずとてもひどい片頭痛に悩まされました。
吐き気とめまい、そして言語障害。

ちょうどそれは、私の大学入試を控えていたときで、
「受験勉強より、まず大きな病院に行って精密検査をしてもらうように」と高校の担任から言われました。

そこで私は、とある大学病院で診察してもらうことになりました。
しかし、その前にいくつか検査があるとのこと。

いきなり脳検査

「まずは『脳検査』をします。場所を案内するのでついてきてください」と看護師さんに言われました。

「片頭痛で診察してもらうために来たのだから、それはあたりまえか…」と受け入れる以前に、「いきなり脳検査か!」と私は正直、怖じ気づいてしまいました。

そんな私にかまわず、看護師さんは待合室を出て、どんどん歩いて行ってしまいます。
追いかける私。
向かう先は病院の奥のほう、照明が暗く、どこか清潔感を欠く感じ

「この中に小さな受付がありますから、そこでカップをもらってください。少量でかまいませんから」
看護師さんはそれだけ言うと、早々に引き返してしまいました。
困惑する私がその扉を開けると、そこには紙のカップが置かれた小さな受付と便器がありました…。

先ほどまで怖じ気づいていた私は腹を抱えて大爆笑。

検査」ではないよ、「尿検査」だよ。


あたったのは
桃子さん(兵庫県)

大学生のときに、仲のよい学生寮の友達みんなで、遊びに行ったときの思い出です。

ある日、みんなで近所のゲームセンターのビリヤードで遊ぶことになりました。
試合形式にして、とても白熱していた、そのときに事は起こりました!

何と! 

友達が打った玉が、ビリヤード台の横で応援していた私のお腹に命中!
そして、バウンドして台に戻り、他の玉にまた命中し、その玉がみごと、

穴に入りました。

一瞬のできごとで何が起こったのかわからなかったけど、我に返ってみんなで大笑い!

みんなに「痛くない?」とか、打った友達からは、「ごめんね!」と心配の嵐でしたが、当の私は何ともなく、ただただビックリして大笑いしていました!

本当に偶然ながら、笑いの神が降りた瞬間だと思います。
いつも思い出して笑ってしまう楽しいできごとです。
笑いの神様は本当にいるんですね!


なんで?
向山淳子さん(神奈川県)

私はセキセイインコの愛守(あいす)君と未歩(みるく)君と暮らしています。
愛守君は4歳、未歩君は8歳です。

よくおしゃべりをする子達で、しゃべり出すと止まりません
「あいちゅ君おはよう。可愛いね。だいちゅきだよ。みるくたん、可愛い可愛いね。ちょっと待っておかーちゃん…エトセトラ」

ある日のことです。
愛守はお金ない」ってしゃべったんです!
私は爆笑してしまいました。

私が話している言葉を勝手に覚えてしゃべるので、私が言ってるということ。
「愛守君、なんでそれを覚えたの?」

来客時に言われたら、笑うしかない! 
あ、ちなみにお金はなくはないです(笑)。やりくりは得意なんです。

予期せぬ言葉「お金ない!」には本当に笑いました。
愛守君、覚えなくてよい言葉だよ~。

あの日から「愛守はお金ない!」を何回も聞かされています。
愛守君。
来客時は勘弁してください。


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