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vol.111 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。
※「こころの元気+」2023年1月号より
○2022年11月19日開催
第82回こんぼ亭 ※今後のこんぼ亭については→コチラ
「 ハウジングファースト 住まいの支援から始める、その理由」報告
著者:コンボ事務局
2022年11月19日「ハウジングファースト 住まいの支援から始める、その理由」をオンラインで開催しました。
ハウジングファーストとは「安全な住まいを得ることは基本的な人権である」という価値観に立脚した新しい考え方です。
前半の講演
前半では、熊倉陽介さん(東京大学医学部附属病院)に、ご自分の経験を含め、ハウジングファーストについて話していただきました。
後半のQ&A
後半では、ライブで参加者から送ってもらった質問に答えていただきました。
以下は、質問の一部です。今回は特にいろいろな立場の方々から、広い具体的なご質問がありました。
●ハウジングファーストにおける行政関係者の役割は?
行政の担当者(市役所や区役所の窓口)とハウジングファーストという考え方は、共有されているのでしょうか?
●ホームレスの方を福祉事務所では施設に入れたがりますが、集団生活に適応できずに状態が悪化する人が多いと聞きました。これからの施設の役割とは?
●精神科長期入院者に対してのハウジングファーストの概念・取り組みは?
●支援者支援というか、「支援者疲労」という状況に有効的な策は?
開催後のアンケートより
●住まいは人権、とても大事なことだと思いましたし、医療者・支援者の内なるスティグマ(偏見)に改めて気づかされる機会でした。
地域でアパートの空き室が有効に活用されて、また医療費等の抑制にもなり、そして雇用の創出になったり、何とか行政と協力して市民みんなの幸せにつながるしくみとなっていくといいなぁと感じました。
(匿名希望)
●路上にいる人とコンタクトを取り続け、選択肢があることを知らせるが、強要はしないことを支援の基礎として学びました。私は家族なので、息子との関係に生かしたいと思います。
(匿名希望)
●目から鱗の話でした。
つい、スモールステップが必要かと考えがちですが、いきなり、ベースを作って、それからゆっくり本人が考えればいいのか。就労に結びつけなくても、作業所にいかなくても。
(ちゃびんさん)
●熊倉先生のライフストーリーもお聴きできたのが大変貴重でした。
ホームレスは「ホーム」と「居場所感のある場所がない」という意味だとは驚きました。差別用語だとばかり思いこんできたので。ハウジングファーストは本当に大切な概念だと学ばせていただきました。また、長期入院の方々も同じ視点というのも画期的でした。
(がーこさん)
●障がい者自立のためのグループホーム勤務ですが、集団生活になじめない方も多く、個人的には1人暮らしをさせてあげたいという想いがジレンマから希望に変わりました。
(みどちゃん)