摂食障害からの回復をささえる家族のちから

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摂食障害からの回復をささえる家族のちから  (336)

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A4判 88頁

摂食障害を知る心理教育テキスト家族版
摂食障害からの回復をささえる家族のちから

【監修】
伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター)
【執筆】
鈴木高男(摂食障害家族の会ぽこ・あ・ぽこ)
小林清香(東京女子医科大学)
馬場安希(国立国際医療研究センター国府台病院)

摂食障害で困っている本人を支え、回復を願うご家族のための本

家族会・医療関係者が、支援する「力」をつけていくことができるように、家族も参加して作られました。
摂食障害を発病し治療者にもかかり、すぐによくなるだとうと思っていた家族は、なかなか改善がみられず、焦りと本人と関わる難しさに疲弊しきっています。
家族は日常生活を本人と共に送っています。家族が1番ほしい情報は、本人とどのように関わっていけばいいのかという具体的な対応方法です。
病状と日常生活の中で家族を巻き込んで起こるさまざまな問題や困難を、本人に対してどのように対応し対処していけばいいのか、どう捉えていけばいのかなどを、体験してきた家族が実際に実践し、その中で得てきた知恵や工夫をまとめました。
医療関係者の方々も、相談にくる家族に対して、選択肢の幅を増やしていけるアドバイスが見つけやすくなり、また、家族会の中でもテキストを使用し実践していくことで家族を支える家族会に 力 がつきます。
このテキスト本を大いに使用し、エンパワメントの力をつけていきましょう。

1章 摂食障害の理解
誰もがかかり得る病気です
時間をかけて回復に向かう病気です
ストレスとも関連する病気です
摂食障害は大きく2つのタイプに分けられます
摂食障害によくみられる症状
体型や体重の変化と自分に対する評価
摂食障害と併発する症状(精神的合併症、身体的合併症)
家族にとっての困難・本人にとっての困難
サポーターをみつけましょう
時には入院も考慮します
家族だけでも相談に行きましょう
医療を上手に活用するために
家族の理解とささえが大切です

2章 摂食障害からの回復をささえるために
摂食障害の渦中にいるとき ~家族の混乱、本人の混乱~
回復とは生活全体の改善です
回復のゴール/回復のステップ
回復に気づくとき/回復するときの身体/回復するときのこころ
日常生活のなかのストレス
ストレスには対処することができます
家族にできることは
本人の様子を見守る

3章 回復をささえる家族のちから
コミュニケーションを見直そう
本人のこころの中は…
本人を受け入れる、とは…
本人の体験を大切にする接し方
応援する気持ちを、「伝える」ことが大切
伝え方の工夫をしましょう
家族のルールづくり
共に考える姿勢を持ち続けること
摂食障害に影響されていない部分を大切に
「ほめる」ことが回復力をささえます
家族は名わき役に
心地よい時間を共有するのも大切
社会資源を利用しましょう

4章 家族自身のリカバリー
本人にネガティブな感情を抱いてしまうとき
病気にまきこまれすぎないようにしましょう
日々のストレスとの付き合い方
こころに留めておいてほしいこと
自分の時間を大切にしましょう
家族自身の回復のストーリー

付録1 摂食障害でも利用できる社会資源
生活をより豊かにする経済面の社会資源
生活をより豊かにする日中の居場所や活動の場
就労をめざす方のサポート
生活をより豊かにする仲間づくり

付録2 摂食障害の治療で使われる薬
抗うつ薬/抗不安薬/抗精神病薬/感情調整薬/睡眠薬
その他治療に使われる薬

 

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