特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボは、2012年3月2日(金)、「第8回 精神障害者自立支援活動賞(通称:リリー賞)」の表彰式を実施、たくさんの応募の中から特に優れた活動を行っている4組に 対し盾と副賞(50万円)を授与いたしました。
第8回リリー賞を受賞されたのは、次の4組の方々です。
当事者自身が雇用機会を創出する「精神障害者当事者ビジネス」
東京都 「ぶ~け」のみなさん
病気による幻聴などの体験を「笑い」を交えて落語で語り、精神障害者を身近に感じてもらえるよう自身の体験を「落語」で語り、精神疾患の啓発活動を行う
大阪府 山下慎一さん(またき亭いっぱい)
当事者 だからこそ分かる病気の辛さや悩みをテーマに、インターネットラジオを通して患者さんやご家族に「あなたはひとりじゃない」と呼びかける
東京都 「こころらじお」のみなさん
当事者として長年にわたって精神障害者の支援に長年携わり、NPO法人WRAP研究会運営などの活動を行う
福岡県 磯田重行さん
リ リー賞は、精神障害者の社会参加支援や地域社会での自立を促す活動を行っている当事者・当事者団体を表彰し支援するため、2004年に設立されま した。この支援制度を通じ、精神保健福祉に貢献されている当事者または当事者グループ、その独自の活動が社会へ広く紹介され、精神疾患への理解を得る機会 となることを目的としています。協賛の日本イーライリリー株式会社は、革新的な医薬品の開発・提供に加え、患者さん・ご家族への情報提供や支援、精神疾患 の一般への理解促進などを通じ、患者さんのリカバリーへの貢献をめざします。
【受賞者、プレゼンター 桂ざこばさん、選考委員、協賛社による記念撮影】
今回の募集は、精神障害者の社会参加や自立のために長年尽力し、意欲的に取り組む当事者個人・団体を対象に、2011年9月26日から12月31日 まで、新聞・雑誌などでの報道、コンボホームページでの掲載や各施設などでのチラシの配布を通して行われました。
応募総数は47件、いずれの応募も当事者 の自立支援や社会環境の整備に貢献されており、これまでのご苦労や懸命な取り組みと活動意欲が伝わる水準の高いものばかりでした。