精神障害者に対する偏見は未だ社会に根強く存在し、自立した地域での生活を妨げる要因のひとつとなっています。
一方、思春期は精神疾患の好発期にもかかわらず、適切な治療・支援につながるまで時間が長くかかってしまい、治療の予後に悪影響を及ぼす現状があります。
まわりの人や本人、社会が正しい知識を持っていれば偏見は減少し、支援につながる時間も短くなると考えられます。
こうしたことから、コンボでは、精神障害に対する正しい知識を社会に伝えていくその一歩として、まだ精神疾患に対する偏見をもたないと思われる中学生を対象に精神保健福祉領域の専門家が直接学校に出向いてメンタルヘルスリテラシー授業を行う事業を行ってきました。
その内容は、ツールキットの開発、インストラクター養成研修会、モデル事業の実施、学校開拓のための説明会の開催などです。
2015年度に三菱財団から助成を受け、学校メンタルヘルスリテラシー教育プログラムのツールキット開発を行いました。(ツールキットは、下記のアイコンをクリックしてください)
また、毎年、関東近郊の中学校10数校で、学校メンタルヘルスリテラシー教育プログラムを実施しています。
概要については、こちらをご参照ください。