2015年9月号特集「人に紹介したくなる病院を増やしたい」(103号)


「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に(※毎月15日頃までに)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。毎月テーマが変わる特集の部分と、同じコーナーが続く連載の部分でできています。 →『こころの元気+』とは
過去に行った「こころの元気」の読者アンケートでは、信頼できる担当医に出会うまでにかかった時間は、5年~10年の人が20%、10年以上の人が23%でした。つまり、精神科医療への信頼性は残念ながら低いことが伺われます。 コンボでは、精神科医療の現場で行われていることを公開していく、いわば「見える化」を図る作業を進めています。 この特集は、当事者から精神科医療への要望や提言をいろいろと集めるとともに、コンボがこれからやろうとしていることを広く知ってもらう特集です。 こころの元気103表紙 ▲表紙撮影風景~表紙モデルインタビュー 【特集1】マンガ お医者さん選び新時代(はにゅけんまま)/コンボが進めている精神科病院の見える化計画とは何か? 食べログのように病院を選べる時代も近い? 【特集2】マンガ 捨てる神あれば拾う神あり(ともゆう)/信頼できるお医者さんにたどり着くまでの苦労を描きました。 【特集3】自分の病院、他の人に紹介しますか?(読者の投稿)/自分の体験から、今現在通っている病院を他の人にも紹介するか、しないか、その理由などを7人の方に語ってもらいました。 【特集4】いいお医者さんにたどり着くまで(読者の投稿)/最初から信頼できるお医者さんだった人、たどりつくまでに何年もかかった人――信頼できるお医者さんに出会うまでの4人の体験談。 【特集5】胃がんになって考えたこと(宇田川健:コンボ共同代表)/昨年夏に胃がんと診断され、手術を受けた筆者。がんの領域では、入院から退院までの予定やそれまでにすることが本人に提示されます。精神科ではなぜそれができないのか、それは可能なのかなどを考えます。 【特集6】体のことに配慮した精神科医療をあたりまえに(福田一夫:まちにとびだす障がい者の会)/数年前まで大量の薬を指示通りに飲み続けていた福田さんは肝機能・腎機能・糖尿病などを 【特集7】家族・当事者としての経験をした精神科医として精神科医療に思うこと(夏苅郁子:やきつべの径診療所)/筆者は、母親と自分自身が当事者であり、なおかつ精神科医です。そうした立場から、現在の精神科医療の問題点と何が足りないのかを考察します。 【特集8】コンボが行う「見える化」計画とは?(島田豊彰:コンボ理事)/コンボがこれから行おうとしている「全国の精神科病院の評価」情報を公開することで何が変わっていくのかを考えます。 【特集9】私が考えるいい病院といいお医者さんの見分け方(読者の投稿)/6人の読者が、自分が考える「いい病院」と「いいお医者さん」とはどのようなことかを箇条書きで書いてくれました。病院選びなどで参考になるかもしれません。 【特集10】自分自身も病気を管理する時代~IMRとは?~(吉見明香:横浜市立大学精神医学教室)/自分が立てたリカバリーゴールをめざすために、自分の病気を自己管理するためのIMRというプログラムをわかりやすく説明してもらいました。 【特集11】これからの精神科医療はどんな変化があるのか、どうあるべきか(古屋龍太:日本社会事業大学大学院)/日本の精神科医療は今後どのように変わるのか。どう変わるべきなのか。「精神科病院は小さくなる」「クリニックが増える」「デイケアが減る」「スタッフが地域に出る」「ピアスタッフが増える」「服薬が変わる」「精神保健福祉法はなくなる」など10項目を簡潔に予測。  
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