こころの元気+ 2011年9月号特集より
特集1
私の消えたい気持ち
社会に居場所がない
秋田県
如月さん
以前、月数日間続けてきたアルバイトが撤収し、外での仕事がまったくなくなってしまいました。
何軒か仕事を失敗した後、唯一うまくいっていた仕事だったので、思った以上に精神的ダメージが大きかったです。
とはいえ、精神疾患を持つようになった今、雇用条件もきびしくなっている昨今、なかなか仕事に応募という気持ちになることができず、
「社会的に居場所がなくなってしまった」
という気持ちから、消えてしまいたいと思うことがあります。
それは「死にたい」というのとはまた違った気持ちで、どのようなものかといえば、
「自分という存在を、最初からなかったことにしてしまいたい」
そんな気持ちが、常につきまとうのです。
私は、一見して精神疾患を持っているようには見えないため(強迫性障害です)、「何で仕事ができないんだろう」と不審がられるのが怖くて、まわりに理解してもらおうとはあまり考えたことはないのです。
人に聞かれたときは、「体をこわして会社を退職して、病院通いをしているので(これは事実ですので …)」と言う程度に話しています。
医師からは、「細々でいいから求職活動を続けるように」と言われているので、あせらずいくしかないか、と思っています。