2015年2月号 特集「病名はどうやってつけてるの?」在庫切れ


「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に(※毎月15日頃までに)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。毎月テーマが変わる特集の部分と、同じコーナーが続く連載の部分でできています。 →『こころの元気+』とは

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アメリカの「精神疾患の診断統計マニュアル」が改定され、日本でもいくつかの疾患名などが変更されました。そうした状況をうけ、今回は「診断」について考える特集です。診断はどのようにされるのが基本か、どのようにして誤診が生じるのか、その場合どうしたらよいのか――体験談や専門家の意見をたくさん掲載しています。

表紙モデル動画インタビュー▼

 

2月号は、「病名」をテーマにしています。皆さんからお寄せいただいた、診察・診断、そして「誤診」にまつわる体験談の数々は、考えさせられることしきりです。
診察・診断をする側のお医者さんからも、診断に至るまでのプロセスについて解説していただき、また、診察を受けるさいのアドバイスもいただきました。
なかなか聞けない「病名」についてのあんなこと、こんなこと。読み応えのある特集です!

【特集1】 ていねいな診察と診断(体験談)
ていねいな聞き取り、納得した上での薬選びなど、ていねいな診察と診断の体験談です。

【特集2】 診断への疑問と苦労(体験談)
「治療しても治りませんよ」は、「診断」ですか?

【特集3】 精神科医はどうやって診断しているのか
あまり聞くことのない「診断する側」の視点から、診断にいたるまでのプロセスについて、具体例をまじえてじっくりと解説していただきました。診断が心配になった時のアドバイスも必見! (内野俊郎:久留米大学医学部神経精神医学講座)

【特集4】 病名を教えてもらえない不安(体験談)診断アンケート(特集8)では、現在も16人の方には自分の病名が告げられていませんでした。病名を教えてもらえない・もらえなかった時の気持ちは?

【特集5】 漫画:ぼうえんぎょさんのマンガ
くるくる変わる病名に翻弄されるぼうえんぎょファミリーの運命やいかに! 見開き2頁の漫画の中に、病名はいくつでてくるかな?

【特集6】 自分の苦労が伝わる自己病名
「べてる」と言えば、ちょっとニヤッとしてしまうユニークな自己病名。なぜ自己病名をつけるのか、それには、こんな深い理由があるのです!(伊藤知之:浦河べてるの家)

【特集7】 セカンドオピニオン体験談(体験談)
セカンドオピニオンを受けるのは「あり」という方、結局同じクリニックに戻って安心という方、様々です。

【特集8】 診断アンケート
予診の面接からセカンドオピニオンまで、250人もの皆さんに、お答えいただきました。ご協力いただいた皆さんに感謝します!

【特集9】 患者を追い込む診断から、救う診断へ
記者として目の当たりにした医師の姿、患者の姿。診断は、患者を追い込むためにあるのではなく、病の克服や病との共生に活かすものです!(佐藤光展:読売新聞医療部記者)

【特集10】 時代によって、病名が変わるのはどうしてか?
時代や医療・研究の進化とともに、病名は変わってきました。でも、病名でなく「人」を診ることの大切さは、変わりません。(大野裕:国立精神・神経医療研究センター/認知行動療法センター)