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「こころの元気+」2008年2月号より
季節の変わり目でつらいとき――私はこうしています
自分の具合を把握する
熊田貝さん/神奈川県
私の具合が悪くなりがちなのは、寒い季節です。
主治医の先生は、私が日照の短い季節に具合が悪くなる癖を指摘してくださいました。
冬は生活の知恵で乗り切ります。
冬の夜は布団の中で体がほてって寝つけなくなるときがあるのですが、お風呂のときに工夫しています。
熱めの湯船に短時間入り、お風呂から出てしばらくは少し寒くても、はだしで過ごすのです。
この季節をのりきるためにコートやジャケット、帽子やマフラーなどを選ぶおしゃれ心を持つと寒さと戦う生活が楽しめます。
うつ症状になるときもあります。
どうしようもない時はハロゲンヒーターを抱いて、嵐が通り過ぎるのを待ちます。
早いうちに白旗をあげるようにしています。
落ち込んでいるときには何もできないからです。
そんなとき、明日は元気になるかもしれないと自分に言い聞かせます。
それで苦痛がやわらぎはしませんが。
思い切って外出して気が楽になる時もありますが、ほとんど疲労感が増すだけです。
家で過ごした方がよかったと、うなだれることも多いです。
それでも自分の具合の周期的な変化を、一年・四季・一か月・一週・一日を単位としておおまかに把握することは、過ごしやすさにつながると思っています。