オンラインこんぼ亭へのアンケート結果から


コンボの動きから報告とアンケート)

 
●第93回(2024/3/16)「リカバリーを目指す認知行動療法(CT-R)とアスピレーション」
●第92回(2024/2/17)「精神科医からオチコボレました」
●第91回(2024/1/20)「ゲーム・スマホやめたいけど止まらない!」
●第89回(2023/6/17)「セルフ・コンパッションの実践」
●第88回(2023/5/20)「認知機能の異なる人々とのコミュニケーション」
●第87回(2023/4/15)「身体・脳・こころを整え、命を守る」
●第86回(2023/3/18)「優しさを伝えるケア技術ユマニチュード®」
●第85回(2023/2/18)「過去のいじめが今でもつらい」
●第84回(2023/1/21)「誰もが誰かのゲートキーパーになれる」
●第83回(2022/12/7)「うつ病治療ガイドラインのおすすめする治療・しない治療」
●第82回(2022/11/19)「ハウジングファースト 住まいの支援から始める、その理由」

●第81回(2022/8/10)「カラダの病気とウツ その精神症状はどこからきている?」
●第80回(2022/6/4)「 親なき後に備える お金のやりくり編」
●第79回(2022/4/30)「 働くことをあきらめない! IPS援助付き雇用モデルから考える役立つ就労支援」
●第78回(2022/3/19)「あれから3年オープンダイアローグは3人をどう変えたのか?」
●第77回(2022/2/19)「子どもから大人まで ADHDの診断と支援」


アンケートの目次

2020年8月からオンラインで開催されている「こんぼ亭」に、毎回多くの方から寄せていただいたアンケート結果です。
全部はとても載せきれないため一部のみ掲載させていただきました。

第76回(2022/1/15)「ベンゾジアゼピンQ&A」アンケート
第75回(2021/12/1)「精神科医療の謎と進むべき道」アンケート
第74回(2021/7/3)「ラブというコミュニケーション」アンケート
第73回(2021/6/5)「メンタルヘルスのために運動しよう!」アンケート
第72回(2021/5/1)「どうなる? どうする?  ベンゾジアゼピン系の薬」アンケート
第65回(2021/3/27)「ピアの力が現場を変える。」アンケート
第71回(2021/2/27)「人と違っていても大丈夫」アンケート
第70回(2021/1/30)「コロナ孤立で人とつながれない!」アンケート
第69回(2020/12/19)「新型コロナウイルスとメンタルヘルス」アンケート
第68回(2020/11/28)「不安な時代を生き延びる」アンケート
第67回 (2020/10/24) 「トラウマインフォームドアプローチ(TIA)」アンケート
第66回 (2020/8/1)『「居るだけでいい」を考える』アンケート
オンライン開催について寄せられたアンケート



第76回(2022/1/15)「睡眠薬・抗不安薬ベンゾジアゼピンQ&A!きちんと知って薬とつきあう」アンケートより(一部抜粋)
演者:井上猛さん/池田真砂子さん/香取牧子さん/長谷川洋さん

●減薬について、参加者の声もあったように、主治医と協力関係が築けず困ってしまうことがあります。
皆さんの工夫が聞けてよかったです。
(匿名希望)

●今、ネットで検索したらいろんなお薬の情報が入手出来ます。
例えばマイスリーを検索したら安全で広く使われていると出てきます。
私の家族や高齢の友人も皆飲んでいます。
もっとネットで副作用や離脱症状、依存など広めてほしいです。
また、精神科で安易に処方されないように規制も必要なのではないかと感じています。
正直お医者さんにもいろんな方がいらっしゃるので(ベンゾ系お薬をしんどかったらもっと増やしてもいいよ、という先生もいます)医師の判断がすべてという今の社会を疑問に思います。
(Cherryさん)

●私は30年来の就労支援の専門職です。
この薬は、処方量での依存性の形成や副作用、離脱症状(血中濃度の低下に伴う離脱症状を含む)の影響が日常生活や職業生活に大きく、私自身も約一年間半服薬し、現在は完全に絶って3か月目に入った当事者として、現在もその離脱症状にとても苦しんでおります。私自身が経験してみてわかったことは、
治療の対象だった本来の病状にも劣らない副作用や離脱症状があったことと、
のことについて精神科医自身もリスクを正確にとらえていないことでした。
また、その結果、離脱症状の治療として、眼科、整形外科、ペインクリニック等へ治療として通院している患者さんも多いのではないかと思いますが、そもそもベンゾジアゼピン系の薬の問題について知らない医師ばかりなので、さらに同系列の薬の処方を受けることがあり、これでは問題解決が難しいように考えます。
同様にベンゾジアゼピン系の副作用や離脱症状の話については、就労支援の中で患者さんから聞いたことがありません。
おそらく「体調不調」として一括りにとらえていて、区別がつかないケースが非常に多いのではないかと思います。
私個人としては、この状況は薬害といっても良いと考えます。
そして、社会的な問題として今後、大きく提起していく必要があるように思います。
今後も、ベンゾジアゼピン系の薬について同様の企画や、例えば患者がどのような副作用や離脱症状で苦しんでいるのか、その様々な症状や日常生活や職業的な障害についてアンケートを実施し、まとめるなど考えることが出来ないでしょうか。
(らいおんさん)
参考まで:コンボで行ったベンゾのアンケートは →コチラ

●不眠についての対応の仕方の参考になりよかった。
また、ベンゾ系の薬を使っている利用者さんも多く、どのようにと思っていたが、薬よりまずは生活支援との井上先生の話がとても良かったです。
(匿名希望)

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第75回(2021/12/1)「7000人の声は教えてくれる 精神科医療の謎と進むべき道」アンケートより(一部抜粋)
演者:夏刈郁子さん

●精神疾患の方はどうして血液検査しない? してもらえないの?
の疑問は私だけでなく、安堵。そして医師の意識改革を訴えたい。
(みどっちさん)

●当事者ですが、健康診断を何年もしたことが無かったので、しようと思いました。
(匿名希望)

●夏苅先生、貴重なお話しをありがとうございました。
統合失調症の当事者ですが、長年診察を受けているうちに、診察や本に書かれていることに「なんで?」「どうして?」という気持ちがあまりなくなっていたように思います。
また、自身の性格的なものもあり、疑うことをあまりやってきていなかったので、目からうろこでした。
若い方たちが、自分の病気について知りたい気持ちや辛い中で、なんとか自分を奮いたたせようと思ったときに、希望がもてるものがあるといいなと思います。
自身もこの病気を罹患した際は、どうしたらいいのかわからず不安に思いました。
「この病気は一生治らない」という言葉を信じてここまで生きてきました。
そういう風に言われてしまえば、現状維持、波の少ない状態をキープするのがこの病気と付き合うために必要なんだろう…と諦めていましたが、諦めなくてもいいのかな、と思えました。
自分の好奇心に火を灯して、また頑張ろうと思います。ありがとうございました。
(accoさん)

 

●精神科医も医者であるので、きちんと血液検査をして体の状態をみていくことが大切だと認識することができました。
また、ロボトミーや優生保護といった負の遺産にきちんと向き合い、なぜそのようなことが起こってしまったのか反省をしたうえで、今後のために、生物学的な方法での治療も発展させていくことが必要であると感じました。
安易にパーソナルリカバリーのみをいうのではなく、症状が落ち着いて不安なく過ごすことができるといった基本的なことも重要だと感じました。
(匿名希望)

●精神科医療の現実を知らなかったことを学ばせてもらいました。
夏苅先生の体験と当事者、家族を思う気持ちから発せられる言葉に心が動きました。
行政や国がしなければならないことがたくさんあると感じました。
そして言葉のやり取りで関係性を変える、言葉の重みはすごいものがあると言われていました。
やり取りをする努力をしていきたいと思います。
(うっちーさん)

●精神科医療の「謎」のお話で、
精神科で血液検査をしない(身体面が疎か)、
薬の副作用で体調が悪くなる、
という話に「そういうことあるよなぁ(あったよなぁ)」と思いました。
病気(病名)によっては、体の病気を診てもらう病院を探すのが難しいこともありました。
不思議、まさしく「謎」でした。統合失調症が100人1人の割合で、、、というけれど、ほんとにそうなのか?
と、普段の生活を送る中では感じています。
病気の原因が解明され、治す薬(楽になる薬、人薬でも)ができるといいのに、と思います。
お話で聞いた「謎」が解かれていってほしいと思いました。

改めて、「精神」「心」って何だろうと思いました。
(匿名希望)

 

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第74回(2021/7/3)「ラブというコミュニケーション 話を聴くって何だろう」アンケートより(一部抜粋)
演者:いとうせいこうさん/星野概念さん

●いとうせいこうさんと星野概念さんの本を読んで、興味を持ちました。
聞く、話す、間など、人間関係に欠かせない事柄についてのお話、とても興味深く共感できました。特にいとうさんの言葉の選び方が、的確かつ分かりやすくて、お仕事柄当然とはいえ、とても感動しました。また星野先生の真摯なお人柄が感じられて、診てもらえる患者さんがちょっと羨ましいです。また是非、本の続刊や対談をしてください。
(もときちさん)

●訪問看護師です。訪問後に何かあった訳でもないのに上手くいかなかった時には、話を聞きすぎたり、話し方で利用者さんから担当交代を言われたり反省の日々を送っています。今日のこんぼ亭では、相手への関わり方や間の話など沢山参考になる話が聞けてよかったです。(匿名希望)

●出演の方々の幅広い活躍、活動のせいではあるのだが、内容が広くて濃い(亭主の市来さんがミュージカルをしていたとは、びっくりです!いつか拝見したい)。自分は『心関連』の仕事についているわけではないが(同僚やお客さんに対して)参加になる事が多かった。聞いていてワケが分からない事もなかった。人が関わっているから、どんな事も関係ない事はないのだろうと思う。絵馬で治療方針のリクエストには、ほんわかして笑ってしまいました。(素浪人さん)

●話を聴くボランティアをしていますが、私にとっては聴くことが大変難しい方との関わりで、何か糸口はないかと思って参加しました。QAの「間」の話がとても参考になりました。あとは「負ける方がいい」(勝たない)というところです。負けてていいんだと、とても気が楽になりました。ありがとうございました。(m&mさん)

●とてもとても面白かったです・・・!
小説、演劇、ラップ、音楽、能、お笑い・・・様々な場で様々な方と出会ったり、場や時間を一緒に作ってきた方ならではのお話しで、本質的なんだけどすっごく具体的でもあり・・・!
私達は精神障害を抱える方々とラップを試行錯誤しはじめているので、フリースタイルラップのお話もすっごくテンションがあがりました。話をきくのが辛いときには時間を区切る、という話題で、精神医療の文脈だと、『依存させない』とかになりがちなところを、いとうさんが「いいね!フリースタイルラップと同じだね!」と勢いよくおっしゃって、なんていうか、「わー、すっごく豊かな世界だ!」って思いました。
きたろうさんの咳の話とか、具体的な技も面白かったし、絵馬をぶらさげるのは? とかワクワクするアイデアもあって、素晴らしい時間でした。(匿名希望)

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第73回(2021/6/5)「メンタルヘルスのために運動しよう!」アンケートより(一部抜粋)
演者:井上猛さん/松井浩さん

●気がついたら前屈みの姿勢! 壁にピッタリつく姿勢も腕立て伏せの様な運動もキツかった。
しかし運動がいかに良いか良く分かりました。またこの様企画を期待しています。(ヒマワリさん)

●1.なるべく多くの質問に答える、という姿勢がうかがえてとてもありがたい
2.簡単な運動、とりかかりやすいアドバイスなど具体的でよかった
3.テーマからはずれますが、従来医師が上司の医師をさん付けで呼ぶということが革命的に思えました。お互いを先生・先生と呼び合うのとだいぶ違う雰囲気が生まれた気がするのです。臨床の現場でずっとすべてのスタッフをさん付けで呼び合うことが理想と思い、お金をかけずにその病院をマグネットホスピタルにする方法とも思ったくらいです。よかったです。(匿名希望)

●生活支援センターで勤務しています。運動からの切り口での生活支援の可能性を聞かせていただき参考になりました。またオンラインで東京に行かずして貴重なお話が聞けることにも感動しました。コロナ禍での数少ないメリットでもあるように思いました。(匿名希望)

●初めて拝見したのですが、とても面白く、勉強になりました。
オンラインの方が参加しやすいので、また機会があれば参加したいです(会場へ行った方がそれこそ運動になるので、本当はその方がいいのでしょうが)。
ZOOMアプリも個人情報流出の不安がありましたが、ネットで調べたら大丈夫そうでしたので安心しました。そういった個人情報やセキュリティへの不安があり参加を見合わせている方も居られるかもしれないので、そういう情報もこんぼ亭のどこかに記載されていると参加者もまた増えるかもしれません。(ゆんさん)

●コロナ禍で心身ともに滅入る中、なにか自宅でできる良い運動はないかと思い拝聴しました。前回のこんぼ亭のお話にもありましたが、薬だけで症状がよくなるわけではないと改めて感じています。体と心は連動しており、やりすぎず適度な運動が認知機能の向上や生活の質を高めてくれるのだと学びました。まずは気分転換しながら歩くこと、家でできる腕立てやスクワットなど出来る範囲で始めてみたいと思います。(とるこさん)

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第72回(2021/5/1)「睡眠薬・抗不安薬 どうなる? どうする?  ベンゾジアゼピン系の薬」アンケートより(一部抜粋)
演者:吉村健佑さん

●ベンゾジアゼピン系の薬が精神疾患の人だけでなく普通に多くの高齢者に利用されていること、日本の医療、介護費用が膨大になるのは、医療が当たり前に受けられるシステムにあることと知ることができました。後半お二人のトークもちょっと本音が聞かれてよかったです。(匿名希望)

●先生方が解決策を親身になって考えてくださり、ギリギリ本音で伝えてくださるので、とても参考になりました。(みかんさん)

●減薬にのテーマは心待ちにしていました。とても勉強になりました。ただ薬剤師さんを利用することに関して、ある専門家さんがいる勉強会では薬剤師さんは「医師に告げるとご飯が食べれなくなる」と言っており、まだまだ日本は医師との距離が遠いと感じました。もっと風とおしがよくなることを願っています。(ぐーちゃん)

●ベンゾジアゼピン系の薬はできるだけ減らそうとしていますが、なかなか患者さんの協力を得るのは難しいです。自分はできるだけ使わないようにしているのですが、前医や他科で処方されていることも多く、困難を伴います。減量の努力は続けます。(ほとけのすーさん)

●ベンゾジアゼピン系の薬についてメリット・デメリットがあると思います。依存性があり、長期の漫然処方はいかがなものかと思いますが、ベンゾジアゼピン系を抗うつ薬等に変薬すると今以上に、医療費(薬代)は上昇し、財政負担は増えるかもしれません。
海外ではベンゾジアゼピン系から抗うつ薬にして薬代が負担になっている国もあると聞きました。患者さんの事を第一に考えると、ベンゾジアゼピン系の薬は、デメリットを最小限にメリットを最大限に活かす使用を心がけるで良いのではないかと思いました。(匿名希望)

●お二人のようなアツいドクターがいることを知れたのは励みになりました。
私は福祉施設の支援者ですが、外来で月に5分も話さない主治医の言動に利用者さんが振り回され『多職種連携の中にドクターも入ってくれないかなぁ』と日ごろから思っています(もちろん、書面上は入ってます笑)。
処方するだけでいいならAIでいい。行動療法の大事さを説明してくれるドクターがいれば、処方薬依存に陥らず自分の力で自分をサポートできるのに、と思っています。(あまみん)

●市来先生へ 統合失調症患者です。講演お疲れ様でした。今私は苦しいです。助けて下さい。ベンゾ系の薬を変更する事に関して調べてみました。ろくな情報しか入ってきません。抜いても後遺症が残った、続ければ認知症になる、他の精神薬を見ても副作用のデパート状態等。精神病患者はどうすれば救われるのでしょうか。講演に関しては丁寧な解説で真剣に医療に向き合っておられる先生なのだろう、と感心しました。ありがとうございました。(シロさん)

 

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第65回(2021/3/27)「ピアの力が現場を変える。~真のピアサポートを考える~」アンケートより(一部抜粋)
演者:相川章子さん/川村有紀さん

●ピアメンバーが現在も多数在籍していますが、私も含めてどこからが専門職でどこからがピアサポーターでどこからが利用者なのかあいまいです。でもあいまいでもいいのだと思っています。制度として加算の対象にもなっていますが「お互いにとってよい形になることを目指して地域でもピアサポーター養成講座を作っていく必要があるなと思いました。(だいすけあさん)

●ピアスタッフの実践についてお話を伺うことができて良かったです。川村さんの言葉一つひとつに、10年間の実践に対する想いが込められているように感じました。また、相川先生も、学生時代のエピソードなど経験を差し出してくださり、ピアサポートというのはあらゆる場面で発生し得るものだと感じました。(まきさん)

●ピア活動も当初よりは増えてきている故の、問題が起きてきている様に感じられました。ピア活動の中からの疑問点、生きづらさ等に、視点を持っていく終盤となったので、今後、更に展開して頂きたいです。(maasaさん)

●現在ピアスタッフとして活躍されている方のお話を聞くことができ、勉強になりました。
私は以前ピアスタッフとして働いたことがあり、自分の経験と照らし合わせながら聞くことができました。
ピアという概念を周囲にわかってもらうよう努力するべきだったと今振り返って思います。
様々な地域でもっとピア活動の輪が広がるといいなと思いますし、ピアスタッフはリタイアしたけど自分にも何かできることがあるのではないかとこれからも模索したいなと改めて感じました。(ちーさん)

●質問にも答えていただきありがとうございます。川村さんのオルガンよかったです。(匿名希望)

●就労支援をしています。相談者の中にピアサポートであれば働いてみたいという方がいて、ピアサポートについて学びたく、参加しました。「真の意味」がとても心に残りました。福祉領域に限らず社会のあらゆる対人場面で、人として対等であることは、一人一人が尊重され、その人らしく生きていくために、重要なことだと思います。ですが、実践していくことは、本当に難しいとも思います。相談の場でも、ありのままのその人に寄り添うこと、人として対等に協働していくことで、自らの意思で自らの人生を歩いていけるようになるものなのだ、と実感しています。川村さん、相川さん、お二人のお話から、対人援助を生業とする上で、大切なことを確認できました。ありがとうございました。(匿名希望)

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第71回(2021/2/27)「人と違っていても大丈夫~心が楽になる人間関係とコミュニケーション~」アンケートより(一部抜粋)
対談:與那覇潤さんと斎藤環さん

●初めて参加させていただきました、当事者です。とても楽しくまたためになる時間を過ごさせていただきました。私は遠方に住んでいるものですから、ZOOMでの開催でなければ出席できなかったです。コロナ禍になり、苦しいこともありますが、このような機会でなければ参加できなかったと思うとよいこともあったなと前向きになれました。また、機会があれば参加したいです。特に、双極性障害当事者の先生のお話をきけたのはよかったです。(のんのんさん)

●鬱がバッテリーがマイナスになった訳ではないというお話が、そうだったんだと新たな視点を知ることが出来ました。ありがとうございます。(匿名希望)

●”知らず知らずのうちに煮詰まってしまっている頭の中を交通整理してもらった気分です。
難しかったのは、カタカナ語が多かったこと。日本語訳が欲しいと思いました。(つくしんぼさん)

●日常感じる抽象的な事柄に関して、色々な方々のご意見、感じ方を聞けたことがとても参考になりました。飾らない雰囲気がとてもいいなと思いましたし、実際の生の声として自分の中に入ってきました。(ぼっけさん)

●臨床を行う上でのヒントが沢山ありました。当事者である方の対談というのも大変興味深く聞かせていただきました。
どんな方も同じ人間であり、違ってていいんだというエッセンスを感じ続けられた対談でした。
斎藤先生のコメントに感銘を受けた内容もありました。ありのままでいいというのは上から目線、リスペクトして質問をしていくこと、信頼関係が大事。対面に偶然があるなどお二人の、そしてコンボ亭の亭主の先生も交えたお話も楽しく拝見させていただきました。(ふんわりさん)

●対談等は、とてもテンポよく、わかり易かったです。また視聴者が関心を持つだろうと思われる質問を斎藤先生が与那覇さんにしたり。率直な意見交換で、私自身、所々共感したり、なるほどと思わされました。(すみれさん)

●双極性障害の当事者としても興味深く拝見しました。対話形式だと思わぬ話にも展開するので面白いですね。私も沢山の方と出逢いたいのですが、交通が不便な場所なのでデイケアにも参加出来ずにおります。(海路日和さん)

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第70回(2021/1/30)「コロナ孤立で人とつながれない!どう生きていくのか考える」アンケートより(一部抜粋)
対談:松本俊彦
さん市来真彦さん

●リアルな人の疑問に、直接答えるこの方式の参加型講演は、無理せず手の届く範囲の方策を見いだせるという手ごたえがありました。
いつもは、頭で分かったような気がするところですが、今回は府に落ちる納得が着地点でした。
対話者が2名いたので多様性が広がりました。(まりあさん)

●研修形式よりもおふたりのお気持ちやお考えがリアルに感じられて楽しく視聴させてもらいました。
松本先生のこれまでのご経験に裏付けされた回答が、シンプルでわかりやすくって、ユーモアも交えながらで大変学びになりましたし、何よりなんだか勇気づけられて癒される時間でした。(ecoさん)

●たまには対談も良いと思います。焦点が拡がる嫌いもありますね。(ぱんださん)

●依存症当事者です。松本先生のお話が聞けて嬉しかったです。
対話形式でしたが、質問に対して松本先生と市来先生のお二方が回答されてとても為になりました。後になって、質問すれば良かったと思いました。
私はギャンブル依存症当事者で、自助グループに10年ほど通っていますが、近しい仲間は統合失調症を抱える仲間もいますし、生き方で底ついて入院し、今はグループホームにお世話になっている仲間もいます。この会に参加されていた方には、支援者の方も沢山おられたようですが、一つの場所に集い、それぞれが情報を共有できるような場があるといいなと思ってしまいました。(みかさん)

●家族会に繋がり、家族が支援者を作る大切さは身に染みております。
娘が回復しつつあり、今は家族会でお手伝い的なことをしています。
当事者を支援する立場の母親が疲れ果て、母親自身が友人を切り、仕事をやめ、孤立してしまうこともよくあります。
家族会の掲示板にどうにか投稿してくれた方に家族会への参加をうながしても、二の足を踏みなかなか参加までこぎつけない、そんなもどかしさもよく感じます。
天野岩戸のまえで踊り続ける、焼き芋屋さんが来てくれるから買う、迷惑がられたら「ごめんなさい、心配性なのよ」って言えばいいから押しかける、そんな市来先生と松本先生のお言葉が心に残り、「おせっかいおばちゃんでもいいか~」と諦めずに家族会参加を誘い続けてみようと思いました。
「解決しようと思わない」もあちこちで聞くけれど、頭でわかっててもいつの間にか解決したくなってる自分がいて、実践するのが難しいです。支援が継続できるように解決しようと思わない習慣にできたらいいなとおもいます。(ひらこさん)

●zoomでのこんぼ亭参加は初めてでした。直接参加よりも伝わりくさを感じたりするのではないかと気になっていました。
しかし、市来さん、松本さん、それぞれが別の場所にいてリモートで対談しつつ、参加者からの質問や悩みについて共に考えていく形は、3者の中にそれぞれ程よい「間」が存在し、思いがけない形でのダイアローグが創り上げられていくような、そんな感覚を体験出来た時間になりました。
私も、市来さんの言っていた「zoomだと相手と視線を合わせることが出来ない」という課題について不安を抱えていて、リモートやダイアローグの限界をどう乗り越えていけば良いのか悩んでいたため、今日のこの場で得た感覚はとても貴重な体験になりました。ありがとうございました。
また、松本さんが言っていた、リモートのほうが「つながる」という場に足を踏み入れやすい人たちもいるという言葉は、気付くことの出来ていなかった発想でした。
ピンチをチャンスに変えるためのアクションは、常に自分自身だけから生まれるのではなく、時には「ギフト」のような形で人から与えられることも素敵なことなのかも知れないと感じることが出来ました。(setouchi-blueさん)
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第69回(2020/12/19)「新型コロナウイルスとメンタルヘルス
~心が折れないための知識と行動~
」アンケートより(一部抜粋)
演者:濱田篤郎
先生(はまだあつお)/武用百子先生(ぶようももこ)

 

●初めて専門知識を持つ方のお話を直接聞くことができて、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。(みかさん)

●濱田先生も武用先生も、とても分かりやすい言葉でゆっくりお話されて、納得しながら聴くことができました。(菜奈ママさん)

●コロナ対応で心の疲労がたまっているように感じていたので参加しました。お話が聴けてよかったと思っています。(匿名)

●一般的な社会人向けの話かなと思いました。もう少し、精神障害者者がかかったら、どうなるか掘り下げてほしかったです。(匿名)

●最前線にいらっしゃる先生のお話で、いろいろな情報が流れている中、正しい知識を学べたことが安心感になりました。コロナで起こる諸問題に対する自分でできることも学べたので、取り入れたいと思います。(匿名)

●時間の限られた中でオンラインでされるのは演者の方も大変だったと思います。お疲れ様でした。
欲を言えば一般論での回答しかしづらい質問を取り上げない方がいいのではと思いました。
「入院している方の感染」「地域で暮らしている方の感染」「グループホームや高齢者施設等での感染」全く異なってきます。
精神科病院等で感染者が出た場合、濃厚接触していない人や感染していない人までが、事実を知らされないまま感染リスクのある閉鎖空間の中で暮らし、退院できない現状もあったりします。(地域によるのかも知れませんが)
「仕方がない」とあきらめなくてすむ方法を一緒に考えられる座談の場があればと思いました。

精神疾患や認知症の方がコロナに罹患すると元の疾患も進む?こともあるというのは、疾患自身の問題以外にも、医療従事者の方の理解不足や、治療を受ける「人や場所」等、様々な環境も大きく影響していると私は感じています。
今回のこんぼ亭に参加し、演者の方、亭主、質問者の方のおかげで、何に悶々とし、もやもやと心が苦しいのかをアンケートで文字にすることで少し、楽になりました。本当にありがとうございました。(A.Kさん)
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第68回(2020/11/28)「不安な時代を生き延びる」アンケートより(一部抜粋)
演者:糸川昌成
先生(いとかわまさなり)

●司会者の笑いをさそうコメントにほっこりしながら、内容はとても奥深く学びになりました。糸川先生の「物語」「丁寧に生きる」のキーワードが残り、エピソードが具体化され理解がよくできました。(匿名)

●毎日を丁寧に過ごすということに、とても共感しました。現在は働いておらず、最初は主婦と病気を持つ当事者いう自分を受けいられなかったのですが、主人からも「もっと自分を受け入れなくては」ということを言われていて、今回自分の物語が腑に落ち、とても温かい気持ちになりました。ありがとうございました。今回初めてコンボ亭に参加することができて、良かったです。次回の講座も楽しみにしております。(えいどんさん)

●ご講義いただいた内容はもとより、後半のQ&Aや先生たちのフリートークが、非常に面白いというか、しみじみと心に響くものでした。自分の物語、当事者の物語に気づけるように、丁寧に仕事していきたいと思いました。(S.Sさん)

●今は不安感を抱きながら、先の見えない毎日の生活を過ごしておりますが、不安を感じることは、自分の身を守るためには大切な事を学ばせていただきました。不安感を引き起こす原因を探して、それに対応する力を引き起こすようなストーリーを作っていきたいと思います。
テーマや内容がとても勉強になりました。ありがとうございました。また参加させていただきたいです。(匿名)

●糸川先生からのお話は限られた時間の中でもりだくさんで、考えたこともなかったことから始まり、そこに着地するのかと私は思いました。
私も質問をさせていただき、ご回答をいただきありがとうございました。他の人からの質問を聞いていて、私もそれ聞きたいと思い、伊藤先生と市来先生のお話も毎日の生活の中で大切にしていきたいことだと思いました。(やまさん)

●大変深い話しで理解するのに時間がかかりそうですが、しっかり自分の中で咀嚼していきたいと思います。(匿名)

●不安に関して科学的なお話をしていただきました。有意義でした。
私は福祉施設職員です。利用者の不安にどう対応するかという現実的なお話を今後取り上げていただければと思います。(ひで君)
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第67回 (2020/10/24)「トラウマインフォームドアプローチ(TIA)」アンケートより(一部抜粋)
演者:遊佐安一郎
先生
体験の語り手ユキ・アボカドさん(吉田有輝子さん)と吉田佳子さん親子

 

●統合失調症の家族です。研究が進み,統合失調でなくトラウマを抱えたために精神的症状が出ている人もいるということお聞きしました。感じ方に個人差があり、心に傷がついてしまいやすく、トラウマになって精神的症状が出てしまう事もあるのかなあと聞いていました。
本人がどういう病であっても、あたたかい距離を取りながら、本人の感じ方を尊重しながら見守っていこうと思いました。(匿名)

●3人に2人がトラウマを経験したことがあるという結果に驚きました。
昔、自分が正しいと思って相手にぶつけた経験があるので、今思うと相手に対して非承認なことをしていたのかなあと思いました。(匿名)

●当事者・家族の吉田さん親子のお話やトークライブの内容がとてもよかったです。前半をもう少し簡素化してでも、トークライブを小一時間くらいにして、その中で必要な情報は得られるようにできたらよかったのではないかとも感じました。
吉田さん親子のお話は別の機会にもう少し聴いてみたいと感じました。それぞれネームを持っての活動もされているとのことですが、アクセス可能な情報があれば教えてもらいたいです。(soleさん)

●開始時間を14:00とか15:00からではどうでしょうか?(maasaさん)

●吉田さん親子は感じが良かったのですが、自分が親の協力を得られない当事者なのであまり参考にはならなかった。個人の力で出来るTIAも詳しく聞きたかった。(匿名)

●TIAは今後、日本社会にとても大事なものになると思います。当たり前のように皆で認識した社会になることを願います。臨床現場では特に重要だと思います。臨床に携わる関係者がまず認識を深めて行く為に、様々な学会や研修会でテーマとして取り上げられると良いのではないでしょうか。
今日の吉田さんご家族のお話もとても貴重なものでした。病気になった初めの頃に、どんなに辛かったか、そして現在どれだけお互いに承認的環境と関係を築かれているのか、じわじわ伝わってきました。お二人の率直な意見がとても良かったです。
当事者や家族の声を、こんぼ亭で聞くこと、そしてそこから学ぶことができるのはとても素晴らしいと思います。
承認について、伊藤さんを交えたディスカッションはもっと聞いていたかったです。その人を理解するということ〜深いテーマだと思います。共感との違いなど、学びたいと思いました。ありがとうございました。(みらいさん)
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第66回 (2020/8/1) 演者:東畑開人
先生(とうはたかいと)
『「居るだけでいい」を考える』アンケートより
(一部抜粋)

●当事者ですが、私も体調が悪いときは「自分はいない方がよいのでは」と感じてつらくなることがあります。
その一方で他の苦しんでいる当事者の方と話すとき、どうしても相手の考えとか感じ方に賛成できないと、すごく否定的な言葉遣いや態度をとってしまうことがあって、そんな自分が怖くなって反省することも多いです。
「いるだけでいい」というようなことを言ったこともありますが、正直心がこもっていなかったと思います。(みやこわすれさん)

●コロナ禍の中でのタイムリーな内容でとてもよかった。休憩時間が短かった為、Q&Aを送る時間が足りなかったのが残念だった。オンラインならではの双方向性をもっと活かせるのでは。(匿名)

●当事者で、精神科デイケアに籍を置いていますが、苦痛で仕方なく、どうして自分は居るだけがこんなに辛いのか? 自室以外に居ることができないのは自分だけなのか? とずっと思い悩んできました。
東畑先生が、まず本人の中に、お前なんかいないほうがいいという懐疑的な声が満ち満ちている方がいる、とおっしゃっていて、まず自分がそう思っているという気づきは、新鮮でした。居てはダメだ、思っているのは自分なんだなぁと。
それに、支援者さんに対して被害妄想がありましたが、支援者さんも「居てくれるだけでいい」という気持ちと、「ちゃんと社会の中でご飯を食べていかないと」という気持ちの両方があって、葛藤しているんだなぁ、と理解が出来て良かったです。(匿名)

●よく行政が企画する講演会とは異なり、堅苦しくない雰囲気がとってもいいですね。精神医療福祉はこういった良い雰囲気の方で成り立っているのだと、頼もしく思いました。(HYさん)

●東畑さんの著書『居るのはつらいよ』のタイトルを見たときは、ショックでした。それは当事者の息子の気持ちをズバッと言い当てているようだと思ったし、私はそれに気付かず無力な励ましをしていたと感じたからです。
開催日当日は仕事を休めずYou Tube観覧組となりましたが、前半後半通して予想以上の発見があり、学びも多く、参加できた事に幸せを感じました。息子の理解の為にも、私のより良い生活の為にも頷けることが散りばめられていました。
強く残ったのは、「居ていい」と感じてもらうために、支援者や家族も「居るだけ」を見せること、という点でした。息子が退院後、自宅で落ち着かないのは、同じ「居るだけ」状態の者が居なかったからも考えました。とても学びの多い講演会でした。(らんらんさん)

●本日のトークライブの内容であれば、もう少し時間を長く計画していただきたかったと思いました。(ディーンくまさん)

●奥が深いなあ~  言葉をいう側、言われる側、その時の状況によっても違ってくるから…。肝心なのは日頃からの関わり方の積み重ねからくるのでしょうか。難しいです。(つくしんぼさん)
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オンライン開催について寄せられたアンケートの感想より
(一部抜粋)

●離島からの参加でしたので、オンラインが今後も継続していただけると参加しやすく助かります。  (amamiさん)

●はじめてのオンラインだったが、違和感なく参加できた。興味深い内容で、今の時期、参考になりやりとり含めとても学びになった。(しろいはなさん)

●我が家のPCのインターネット接続が悪くて、声が聴きづらくて、残念でした。内容が良かっただけに。次回は場所を変えます。(HOPEさん)

●当日は仕事で視聴できないことがわかっていたのですが、後日配信して下さる(録画を見られる)ということで申し込みました。参加のハードルが下がり、とても良かったです。(ポチポチさん)

●普段は興味あるテーマでも遠方なので参加を諦めることが多かったのですが、オンライン開催でとても有意義な時間を得られました。地方の人も興味持っている人はたくさんいます。しかし交通費や宿泊費を出し余裕がない人が多いです。こういう形なら、周囲にも声を掛けやすいので、これからも企画をお願いします。(匿名)

●オンラインなので自宅から参加できるメリットがある。(東北なので)しかし、会場の雰囲気がないのが残念。(ゴマちゃん)

●オンライン開催のおかげで、沖縄から参加できました。知り合いもさそって4人でそれぞれの場から参加し、感想も共有できるのでオンラインありがたいです。笑いもあり、タイムリーな話題もあり、勉強になりました。ありがとうございました。 (柳さん)

●体調的に会場まで足を運ぶのが難しいので、自宅から視聴できるオンラインの開催は大変ありがたかったです。(匿名)

●「こころの元気+」は創刊号から読まさせていただいています。過去数あるこんぼ亭ですが今回が初めての参加です。それは奇しくもこのコロナ禍でオンラインでの開催だったからです。子供がいたり何か理由をつけて講演を聴きに出かけることができなかったのですが、オンラインでならその講演会の時間だけなんとかすれば自宅で参加できるというのがとても魅力的です。(とまり木さん)

●多くの質問を取り上げてくださって、間延びせずに双方向で参加させてもらった気がしています。ありがとうございました。(さとさん)

●オンラインでも学ぶことができましたが、正直、やはり蜜な会場で場の雰囲気も感じることができると、なお楽しかっただろうと思いました。(さんちゅうさん)
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