親御さんの立場だけでなく、子どもの立場、兄弟姉妹などもふくめた「家族」について取り上げた過去の「こころの元気+」の特集です。
2019年10月号「私と家族の距離」 (152号)
精神疾患の発症は、本人のみならず、家族にとっても人生上の大きな出来事となります。リカバリーとは、もともとは精神疾患をもつ本人が語り始めた考え方ですが、近年では家族のリカバリーも語られるようになってきました。家族がリカバリーをするためには、ある程度、本人との距離を保ち続けることが必要で、それは家族にとっても、本人にとってもリカバリーのターニングポイントとなっていると考えられます。
さまざまな家族と本人の距離感をマンガや体験談などで描き出すことで、それが家族にとっても大きな影響を与えることを伝える特集です。
2017年8月号「家族に知ってほしいこと」(126号)
今回の8月号は、家族にさまざまなことを総合的に知ってもらえたら…という特集です。なお、この特集は、たとえば対応方法とか社会資源の活用など、ひとつに絞り込んだものではなく、実際の体験も含め、家族の方に知っておいてもらいたいことを広く伝える内容になっています。
2016年7月号「私の親は病気です」(113号)
精神疾患を患っている親を持つ子供に対する支援や仲間の会が静かに広がりつつあります。これまであまり注目をされることがなかった子どもの立場の人を対象とした特集です。
親が病気の場合、子どもは「自分のせいで親は具合が悪いのか」と感じるといいます。また、親も、病気を抱えながらの育児への不安や疲労感をかかえて非常につらい立場に置かれています。
今回の特集は、お互いの苦労を理解すると共に、子どもの立場の人たちの支援や仲間の会などの現状をお伝えします。
2016年6月号「親なき後に備える」(112号)ハンドブックも
この特集は、「親がなき後に備えて、何ができるのか」がわかるような特集です。日常生活の生活力の向上、金銭的な管理の問題、その人を支える人間関係をつくること――などなど、実際に親なき後の支援をしている専門家や、さまざまな体験談などで、親なき後に備えるためになにができるのかを考えます。
2013年3月号「家族も元気に!」(79号)
病気の当事者の家族(特に親)は、当然のことながら、元気をなくしてしまいます。ところが、家族が元気をなくすことで、本人は「自分のことが原因で家族が元気になれない」という罪悪感のような気持ちを強めてしまい、お互いに元気になれないといいます。
この特集では、「元気になる家族に共通していること」を明らかにし、家族が元気になる方法を一緒に考えます。
2012年11月号「親を支える」(69号)
親子が歳をとると、じょじょに、当事者が親を気持ちの上でも生活の上でも支える場面が増えてくるかもしれません。
この特集では、だんだん年を重ねるごとに変わっていく家族のなかでのちょっとした役割や、お互いが支え合うこと、介護保険の利用などなど、他の皆さんの体験談を中心に、「親を支える」ことを考える特集です。
2011年6月号「親子で同居しています」(52号)
親子が同居をしている場合、関係が固定化して、将来的な視点が薄れる場合があります。
また、親なき後は、それなりの生活力や経済感覚を身につけておく必要があります。
金銭的な自立についてのヒント、お互いを独立した大人として見るための心地よい距離やルールなどについて考えます。
2008年10月号 家族の絆について考えてみる(20号)
家族の絆を深めるにはどうしたらよいのか、接し方はどうしたらよいのか、ということを考えます。