「こころの元気+」2017年3月号への投稿より →「こころの元気+」とは
今は違います / 渡辺真五さん 東京都
統合失調症、強迫性障害を患う34歳男性です。
10年前の僕は・・・。
いつも落ち込んでて、不安で、パニックでした。
それでいいって思ってました。
けど・・・。
今は違います。
人生に、「落ち込むことなど無い」のだって。
雨でも晴れでも、いい天気。
死ななくてよかった・・・って、今は思います。
死ぬって、何も無くなってしまう事でしょう?
じゃ、生きていたいでしょう?
生きているから、「人生」なんでしょう?
違う? 違わない。
生きたい。生きなきゃ。
「存在」って、美しい。
この世が在るって、素晴らしい。
ウソじゃないよ。これさえも、これからも・・・。
もしあなたが今、不幸なら、きっと素晴らしい。
だって幸せになるんだから。
「生きてる」って、そういう事だよ。
病気になって、気付いた。
誰でも病気になりたくない。
でも、なったという事は「奇跡」。それさえも。
十年前の僕は、弱かった。
でも、今も・・・弱い。
けど、そう自覚した。
自覚できた。
それだけでも、強くなれた。
自覚するとしないじゃ、全然違う。
「生きてる」って、そういう事。
と、思いたい。
「生きたい」。
「生きていたい」。
・・・この世なんて、それだけ。
それだけでいいって・・・。
だから美しい。
全てが。
今日も笑顔の、僕なのでした。